ビジ法3級は、教材選びで悩む必要がほとんどない試験です。出題が公式テキストに準拠しているため、公式のものをそろえれば範囲の心配が消えます。
それでも 2025 年度の合格率は 47.6%。半分が落ちています。教材の不足ではなく、使い方で差が付く試験だということです。
そろえるのは 2 冊
※価格・評価・在庫は変動します。上記は Amazon アソシエイトのリンクです。年度版と対応法令の時点は購入前に商品ページで確認してください。
試験は IBT/CBT 方式で 100 点満点の 70 点以上、試験時間 90 分、受験料は IBT 方式で 5,500 円(税込)です。
「2 冊で完結」は範囲の話で、合格の話ではない
公式テキストで範囲は埋まります。ここまでは事実です。
問題は、読んで理解した状態と、90 分で 70 点を取れる状態が別物だということです。合格率 47.6% の内訳を考えると、落ちている側の多くは範囲を知らなかったのではなく、知っているのに選択肢を切れなかったと見るのが自然です。
公式問題集はこの距離を埋めるために要ります。役割分担で言えば——
| 役割 | |
|---|---|
| 公式テキスト | 範囲を作る。8 分野の並びと制度の枠組みを頭に入れる |
| 公式問題集 | 得点に変える。出題の言い回しと 90 分のペースに慣れる |
▶️ どちらか 1 冊にするなら、テキストを先です。問題集だけでは地図が作れません。
8 分野の並びが、そのまま法体系の地図になっている
3級の分野構成には順番の意味があります。
- 法体系(法律の全体像)
- 企業取引(契約)
- 企業財産(物権・知的財産)
- 企業活動の規制(独占禁止法・消費者保護)
- 債権管理(回収・担保)
- 会社の仕組み(会社法)
- 従業員(労働法)
- 家族法(相続・親族)
抽象から具体へ、そして企業から個人へという流れです。個別の暗記に入る前にこの配置を掴んでおくと、「いま何の話をしているか」で迷わなくなります。
🔴 逆に、テキストを 1 章目から順に読まずにいきなり苦手分野に飛ぶと、この地図が作れません。3級は制度の枠組みを問う出題が中心で、条文の細かい要件を暗記する段階には入らないため、配置の理解がそのまま得点に効きます。
落ちる側の共通点は「捨て分野を作ること」
科目別の足切りはありません。全体で 70 点あれば合格です。
ところが東京商工会議所は分野ごとの出題数を公表していません。だから「家族法は 3 問くらいだろうから捨てる」という判断が成立しません。想定より多く出れば、その時点で 70 点が遠くなります。
⚠️ 足切りが無いことは「捨ててよい」を意味しません。出題配分が非公表である以上、全分野を薄くでも触っておくのが唯一の正攻法です。8 分野なので、1 分野あたりの負荷はそれほど大きくありません。
IBT/CBT のペースは紙と違う
3級は IBT(自宅受験)または CBT(テストセンター)で、画面上で解きます。紙の問題集で練習した感覚とはペースが変わります。
- 選択肢を並べて見比べにくい
- 書き込みができない
- 見直したい問題に戻る操作が入る
▶️ 公式問題集で内容を固めたあと、画面で 90 分を通す練習を一度は挟んでおくと当日の違和感が減ります。
章を読んだら、その日のうちに問題で当たる
読んで分かった内容は 1 週間で消えます。特に「独占禁止法で禁止されるのはどれか」「相続の順位はどうなるか」といった箇所は、章を読み終えた直後の感覚が最も高く、そこから落ちていきます。
ビジ法3級の練習問題は、公式の 8 分野に対応させて 320 問を公開しています。各分野 40 問ずつなので、テキストの章を読み終えたらそのまま該当分野を回すという使い方ができます。
本試験の過去問ではなく、出題範囲から独自に作成したオリジナル予想問題です。各カテゴリ 5 問までは登録不要で解けます。本番と同じ 90 分・70 点判定の通し模試と期日つきの復習はプレミアム(月額 480 円)です。
分野ごとの進め方は 予想問題 320 問の使い方 にまとめました。2級まで見据えている場合は 2級のおすすめテキスト で、3級で足りたやり方がどこで崩れるかを確認しておくと計画が立てやすくなります。
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