結論:範囲は17節。ただし均等に割ってはいけない
eco検定の出題範囲は「公式テキスト(改訂10版)の知識と、それを理解した上での応用力」と公式に定められています。そのテキストの章立てを数えると、次のようになります。
| 章 | 節数 |
|---|---|
| 第1章 持続可能な社会に向けて | 1 |
| 第2章 地球を知る | 2 |
| 第3章 環境問題を知る | 8 |
| 第4章 持続可能な社会に向けたアプローチ | 1 |
| 第5章 各主体の役割・活動 | 4 |
| 第6章 エコピープルへのメッセージ | 1 |
| 合計 | 17 |
17節のうち8節、つまり47%が第3章に集中しています。 章の数で6等分すると第3章が確実に終わりません。節を単位にして配分するのが正解です。
第3章の8節はこれです。
- 気候変動と脱炭素社会
- エネルギー
- 生物多様性・自然共生社会
- 地球環境問題
- 循環型社会
- 地域環境問題
- 化学物質
- 放射性物質
一つひとつが独立したテーマで、用語も数値も別系統です。ここを「1章ぶん」と数えた時点で計画が崩れます。
4週間の割り振り
17節を4週に分けると、次の形になります。
| 週 | やること | 節数 |
|---|---|---|
| 1週目 | 第1章+第2章(地球の基礎知識/いま地球で起きていること) | 3 |
| 2週目 | 第3章の前半(気候変動と脱炭素社会/エネルギー/生物多様性・自然共生社会/地球環境問題) | 4 |
| 3週目 | 第3章の後半(循環型社会/地域環境問題/化学物質/放射性物質) | 4 |
| 4週目 | 第4章+第5章(4節)+第6章 | 6 |
| 直前 | 模擬問題と時事の詰め込み | — |
第3章に2週間、つまり期間の半分を充てています。 節数の比率(47%)に合わせた配分です。
第4章〜第6章は節数が多く見えますが、第5章の4節(パブリックセクター/企業/個人/NPO・連携)は主体ごとの整理で、内容の重さは第3章より軽くなります。最終週にまとめて置けます。
🔴 公式が「時事問題も出る」と書いている
見落とせない一文が試験要項にあります。
出題範囲は、基本的に公式テキストに準じますが、最近の時事問題についても出題します。
テキストを完璧に仕上げても、埋まらない部分が残ります。 ここは学習計画に別枠を作らないと、最後まで手つかずになります。
時事の埋め方として現実的なのは次の2つです。
- 環境省の環境白書(毎年公表・無料)に目を通す。その年の重点テーマがそのまま出題テーマになりやすい
- テキストで扱ったテーマの「最新の数値・目標年」を確認する(温室効果ガス削減目標、再生可能エネルギー比率、リサイクル率など)
▶️ 時事はゼロから覚えるものではなく、テキストの各節に最新版を上書きする作業だと考えてください。第3章の8節それぞれに「今どうなっているか」を1行足すだけで、大半に対応できます。
1日あたりの進め方
1節あたりの作業を固定します。
- 公式テキストでその節を読む(20〜30分)
- その分野の問題をすぐ解く(10分)
- 間違えた選択肢の「なぜ誤りか」を言語化する(5分)
eco検定は多肢選択式で、用語の定義を単純に聞く問題より、状況や数値を含んだ判断を求める問題が中心です。用語集を眺めるだけでは対応できません。
2週間・1週間しかない場合
節数は17のままなので、削るところを決めます。
2週間
- 第3章の8節に8日(1日1節)
- 第1章・第2章に2日、第4章〜第6章に2日
- 残り2日を模擬問題と時事に充てる
1週間
- 第3章のうち気候変動と脱炭素社会/エネルギー/循環型社会を優先する(出題の中心になりやすい3節)
- 第5章の「各主体の役割・活動」は用語の対応関係だけ押さえる
- 化学物質・放射性物質は用語レベルで割り切る
⚠️ 合格基準は100点満点で70点以上です。3割は落とせるので、全範囲を同じ深さでやる必要はありません。ただし第3章を捨てると3割では収まりません。
受験方式で締切の作り方が変わる
eco検定はIBT方式(自宅などで自分のパソコン)とCBT方式(テストセンター)から選べます。
| IBT | CBT | |
|---|---|---|
| 受験料 | 5,500円 | 5,500円+利用料2,200円 |
| 場所 | 自宅や会社等(機材は自分で用意) | 全国のテストセンター |
| 形式・時間 | 多肢選択式・90分 | 多肢選択式・90分(同じ) |
どちらも試験期間の中から日時を選んで申し込む方式です。2026年は第40回が7月9日〜7月30日(申込 6月5日〜6月16日)、第41回が11月12日〜12月3日(申込 10月9日〜10月20日)でした。
▶️ 申込期間が試験期間の1か月以上前に締め切られます。 「勉強してから申し込む」ができない構造なので、先に申し込んで、そこから逆算して1か月の計画を立てるのが正しい順番です。開始時間は申込先着順で選ぶので、希望があれば申込開始日に動いてください。
演習は章別に、無料で足せる
公式問題集は模擬問題形式が中心で、章別に繰り返し解く用途には向きません。ぴよパスではeco検定のオリジナル練習問題を分野別に無料公開しています。
- eco検定の練習問題(公式テキストの章立てに対応した分野別)
1節読んだらその分野を解く、を17回繰り返すのが最短です。教材の選び方は別の記事にまとめています。
まとめ
- 範囲は公式テキストの6章17節。うち8節(47%)が第3章に集中している
- 章で6等分せず、節で配分する。第3章に期間の半分を充てる
- 公式が「最近の時事問題についても出題します」と明記している。別枠を作らないと手つかずになる
- 時事は各節に最新の数値・目標年を1行足す作業として処理する
- 合格は100点満点で70点以上。3割は落とせるが、第3章を捨てると収まらない
- 申込は試験期間の1か月以上前に締切。先に申し込んで逆算する
出典
- 東京商工会議所「eco検定(環境社会検定試験®)試験要項」(IBT方式・CBT方式の試験期間と申込期間/多肢選択式90分/受験料/出題範囲「公式テキスト(改訂10版)の知識と、それを理解した上での応用力を問います。出題範囲は、基本的に公式テキストに準じますが、最近の時事問題についても出題します。」/合格基準「100点満点とし、70点以上をもって合格とします。」)
- 同「公式テキスト・問題集」ページ掲載の改訂10版 目次(第1章〜第6章の章立てと節構成)
編集部の見方:公式サイトに掲載されている改訂10版の目次から節を数えたところ、17節のうち8節が第3章でした。章の数だけを見ると6章なので均等に割りたくなりますが、その配分では第3章が終わりません。節を単位にすると、期間の半分を第3章に充てるという結論が自動的に出ます。










