二級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第13問: 重油の水分(含有水分)がボイラーの燃焼に及ぼす影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
重油の水分(含有水分)がボイラーの燃焼に及ぼす影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3. 重油中の水分が多いと、燃焼時に水蒸気が蒸発する際の気化熱により炉内温度が低下し、不完全燃焼の原因となることがある
重油中に水分が含まれると、燃焼時に水分が蒸発する際に大量の気化熱(蒸発潜熱)を奪うため、炉内温度が低下する。炉内温度の低下は燃焼反応を抑制し、不完全燃焼(CO・すす等の発生)の原因となることがある。また、水分がバーナーノズル付近で急激に蒸発するとバーナーの燃焼が不安定になり、失火の危険もある。選択肢3が正しい。選択肢1について、重油中の水分は燃焼後に水蒸気として排ガスに混入し、排ガスの露点(水蒸気が凝縮する温度)を上昇させる(下げるは逆)。これにより低温腐食のリスクが高まる場合がある。選択肢2について、水分混入は霧化の妨げや燃焼安定性の低下を招くため、燃焼性は低下する(向上は誤り)。選択肢4について、ボイラーの重油燃焼で意図的に水を加えることは一般的でなく、水分混入は燃焼効率を下げる(高めるは誤り)。なお、エマルジョン燃料として少量の水を乳化させてNOx低減に用いる技術もあるが、これは特殊な場合である。選択肢5について、A重油よりC重油の方が不純物・水分を含みやすい(C重油の方が多い)。
関連キーワード: 水分・重油・炉内温度・不完全燃焼・気化熱
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