二級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第37問: NOx低減技術の比較に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
NOx低減技術の比較に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 2. 選択触媒還元法(SCR)は排ガス中にアンモニア(NH3)または尿素を注入し、触媒の存在下でNOxをN2とH2Oに分解する後処理技術である
選択触媒還元法(SCR:Selective Catalytic Reduction)は、排ガス処理(後処理)技術の一つであり、排ガスにアンモニア(NH3)または尿素水溶液(尿素SCR)を注入し、触媒(バナジウム系・ゼオライト系等)の存在下で排ガス中のNOxをN2(窒素)とH2O(水)に還元・分解する方式である。大型ボイラー・工業炉での高いNOx低減効率(80〜90%以上)が実現できる。「SCRは排ガス中にアンモニアまたは尿素を注入し触媒でNOxをN2とH2Oに分解する後処理技術」は正しく、これが正答である(選択肢2が正しい)。「二段燃焼法は一段目を空気比1以上で燃焼させる」は誤りで、二段燃焼法は一段目を空気比1以下(酸素不足)で燃焼させ、二段目に二次空気を加えて完結させる(選択肢1は誤り)。「EGRはNOxとSOxを同時に低減できる最も効率的な技術」は誤りで、EGRは主にサーマルNOxを低減するものでありSOxへの効果は限定的である(選択肢3は誤り)。「水・スチーム噴霧法はボイラー伝熱面を冷却することでNOxを低減する」は誤りで、水・スチーム噴霧法は炉内の燃焼温度(火炎温度)を低下させてサーマルNOxを低減するものであり伝熱面冷却が目的ではない(選択肢4は誤り)。「低過剰空気運転はNOxを常に増加させる」は誤りで、低過剰空気運転(空気比を低め)は炉内酸素濃度を下げて燃焼温度のピークを緩和し、サーマルNOxを低減する効果がある(選択肢5は誤り)。
関連キーワード: SCR・選択触媒還元法・NOx低減・二段燃焼・EGR
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