ITパスポートの残り1か月は、点数を大きく伸ばす期間というより、落とし穴を消す期間です。総合600点に近づけるだけでは足りません。ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のどれかが300点未満になると、不合格リスクが残ります。
直前期にやることを増やすほど、勉強は散らかります。新しい教材、長い動画、細かい用語集を増やす前に、今の弱点を1枚の表に集めて、4週間で消す順番を決めます。
この記事では、残り1か月の週ごとの優先順位を整理します。模試の復習は ITパスポート模試の使い方、申込や休止予定は 2026年の申込日程 を確認してください。
この記事で分かること
- 残り1か月を4週に区切った具体的なやること一覧
- 1日あたりの勉強時間と週トータルの目安時間(算数付き)
- 3分野の足切りを防ぐための優先順位の決め方
- 直前期に捨てていい勉強と残すべき勉強
- 試験7日前から当日までの確認リスト
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1か月前は「600点」より先に低い分野を見る
ITパスポートは、出題120問・試験時間120分のCBT試験です。総合評価点600点以上に加えて、3分野それぞれ300点以上が必要です。採点対象は112問(8問は評価用除外)で、1000点満点スケールです。
| 見る数字 | 意味 | 直前期の判断 |
|---|---|---|
| 総合600点 | 全体の合格ライン | ここだけで安心しない |
| ストラテジ系300点 | 経営・法務・会計の最低ライン | 用語の言い換えに注意 |
| マネジメント系300点 | プロジェクト・サービス管理の最低ライン | 手順問題を落とさない |
| テクノロジ系300点 | IT基礎・セキュリティ・計算の最低ライン | 苦手でも底上げする |
総合点が伸びていても、1分野だけ低いなら直前期の優先順位はその分野です。得意分野をさらに伸ばすより、低い分野を300点以上へ戻します。
4週間のロードマップ(具体的なやること付き)
第1週(4週前): 弱点を見える化する
目的: 今の実力を3分野別に把握する。闇雲に全範囲を復習しない。
1日あたりの目安: 45〜60分 週トータル: 約5〜7時間
具体的なやること:
- 月曜: 練習問題または模試を100問解き、3分野のスコア分布を確認する
- 火〜木: 誤答をノートに書き出す。正解・不正解より「理由なく選んだ」問題を洗い出す
- 金〜日: 最も低い分野の基本用語をテキストで読み直す(ストラテジなら経営戦略と法務、テクノロジならネットワーク基礎から)
週末確認ポイント: 「3分野でどれが300点に最も届いていないか」を1行でメモする
第2週(3週前): 最も低い分野を集中補修する
目的: 1分野を300点圏内に持ち込む。
1日あたりの目安: 45〜60分 週トータル: 約5〜7時間
具体的なやること:
- 毎日: 最低分野の問題を20問解き、誤答の用語を1行説明でメモする
- 例えばテクノロジ系が低いなら: 月〜水は計算問題(損益分岐点・稼働率・2進数)を各5問ずつ、木〜土はセキュリティ用語(暗号化・電子署名・ゼロトラスト)を10語ずつ整理
- 得意分野は1日10問のペースで維持する(完全にやめると忘れる)
週末確認ポイント: 補修分野の誤答率が第1週より下がっているかを確認する
第3週(2週前): CBTの時間感覚を作る
目的: 120問120分を一気に解ける体力と判断速度を作る。
1日あたりの目安: 60〜90分(連続演習の日を最低2日作る) 週トータル: 約7〜10時間
具体的なやること:
- 水曜か土曜: 120問を120分タイマーでぶっ通しで解く(CBT本番と同じ時間で)
- 解き終わった後に「フラグを立てた問題を後回しにする習慣」が機能しているか確認
- 残りの日: 弱点分野の問題を20問ずつ、誤答を1行説明に直す
- 計算問題に3分以上かけていた場合はフラグを立てて後回しにするルールを徹底する
120分を計るタイマーは、消音タイプだと図書館や夜間でも使えます(資格勉強の集中グッズ4選)。
週末確認ポイント: 連続120問を解いて「後半15分で残問題が何問あったか」を記録する
第4週(1週前): 忘却防止と当日準備
目的: 詰め込みをやめ、定着を確認しながら当日の体制を整える。
1日あたりの目安: 30〜45分(短く確認するだけ) 週トータル: 約3〜4時間
具体的なやること:
- 月〜火: 第1〜3週で誤答したものだけを見直す(新しい問題は追わない)
- 水: 苦手用語を1枚の紙にまとめる(A4 1枚だけ)
- 木〜金: 本人確認書類の確認・会場までの移動経路を地図で確認・確認票の保存
- 前日: 新しい論点を入れない。早めに就寝する
直前期に捨てる勉強
| 捨てること | 理由 | 代わりにやること |
|---|---|---|
| 新しい教材を増やす | 復習時間が減る | 既存教材の誤答だけ戻す |
| 長い動画を最初から見る | 受け身になりやすい | 苦手単元だけ見る |
| 用語を丸写しする | 選択肢で使えない | 1行説明に直す |
| 得意分野だけ解く | 分野別300点未満が残る | 低い分野を毎日入れる |
用語が読めない初心者は、初心者ロードマップ の最初の7日診断に戻っても構いません。直前期でも、原因が分からないまま問題数だけ増やすより、詰まり方を分ける方が効きます。
試験7日前からの確認リスト
試験7日前からは、知識だけでなく当日の動線も確認します。
- 確認票を保存または印刷する
- 本人確認書類の氏名が試験申込と一致しているか確認する
- 会場までの移動時間と経路を地図で確認する(遅刻は受験できない)
- 120問120分の集中を一度再現する(第3週にやっていない場合)
- 苦手用語だけを1枚にまとめる(A4 1枚で当日の最終確認に使う)
CBTは紙の試験と違い、会場・受付・画面操作の不安も点数に影響します。
まとめ
残り1か月で大事なのは、焦って全部をやり直すことではありません。第1週で3分野の低い分野を特定し、第2週でその分野を集中補修し、第3週でCBT時間感覚を作り、第4週は確認と当日準備に絞る。この順番で動くことで、総合600点と3分野300点の両方を守れます。
次の行動: ITパスポート160問のオリジナル予想問題で、直前期の弱点を確認する — まず1回解いて3分野のスコアを見ることが、4週計画の第1日になります。
出典:





















































