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消防設備士乙 1 合格後|免状申請 2,900 円 + 5 年講習 7,000 円 + 甲 1 ステップアップ

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消防設備士乙 1 合格後|免状申請 2,900 円 + 5 年講習 7,000 円 + 甲 1 ステップアップ
目次

結論: 免状申請 → 初回講習 (2 年以内) → 5 年講習 + 甲 1 ステップアップ

消防設備士乙 1 の合格後は、免状申請 → 5 年ごとの定期講習 → 甲 1 へのステップアップ の流れに乗ります。試験合格は通過点で、免状交付・定期講習・上位資格までを視野に入れた管理が必要です。

段階期限 / 周期費用主要タスク
免状交付申請合格通知から 1 ヶ月以内収入証紙 2,900 円 + 写真 + 切手申請書 + 写真 + 証紙を消防試験研究センター支部へ郵送
初回講習免状交付後の最初の 4 月 1 日から 2 年以内受講料 約 7,000 円都道府県消防設備保守協会で 6 時間講習
継続講習5 年以内ごと約 7,000 円 / 回同上、業務継続中は半永久
甲 1 受験受験資格を満たした時6,600 円乙 1 + 実務 2 年 or 第二種電工免状ルート

編集部の見立てでは、乙 1 ホルダーが最も見落としやすいのが 初回講習の「免状交付後の最初の 4 月 1 日から 2 年以内」ルール です。免状交付日から 2 年ではないので、たとえば 2026 年 3 月に交付された人は 2026 年 4 月 1 日が起算日、2028 年 3 月 31 日が期限。逆に 2026 年 4 月に交付された人は 2027 年 4 月 1 日が起算日、2029 年 3 月 31 日が期限と、1 年近く差が出ます。免状を受け取ったらカレンダーアプリに「初回講習期限」を即登録するのが現実的です。

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試験の前提を再確認 (合格基準と免状制度)

項目内容
試験実施一般財団法人 消防試験研究センター
免状交付受験した都道府県の消防試験研究センター支部
試験科目筆記 (消防関係法令 10 問 + 基礎的知識・機械 5 問 + 構造機能 15 問) + 実技 (鑑別 5 問)
合格基準筆記各科目 40% 以上 + 全体 60% 以上 + 実技 60% 以上
受験料4,400 円
直近合格率約 30-35%
免状交付申請都道府県収入証紙 2,900 円
定期講習受講料 約 7,000 円 / 6 時間
業務範囲 (乙種)整備・点検 (工事は不可、甲種が必要)

乙 1 が扱える設備は 水系消火設備 4 種 (屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・泡消火設備)。これらの整備・点検に乙 1 が必要で、新設工事には甲 1 が必要です。


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免状交付申請の具体手順

申請に必要な 5 点セット

書類入手方法注意
免状交付申請書合格通知書に同封 (再発行不可)黒ペンで記入、訂正は二重線 + 訂正印
既得免状の写し持っていれば添付乙 4 など既得があれば「同時記載」可能
都道府県収入証紙 2,900 円都道府県庁・銀行・郵便局で購入印紙ではなく 証紙、申請先の都道府県のもの
写真台紙申請書付属30mm × 24mm 写真 2 枚 (6 ヶ月以内)
返信用封筒自分で用意簡易書留 460 円分の切手貼付

都道府県収入証紙の購入ポイント

印紙ではなく証紙 であり、申請先の都道府県のもの (東京なら東京都収入証紙、大阪なら大阪府収入証紙) を購入する必要があります。各都道府県の銀行 (都道府県の指定金融機関) や、都道府県庁の証紙売りさばき所で購入できます。郵便局では原則販売していないので注意。

東京都の場合は 2010 年に証紙制度を廃止しており、現金納付 に変わっています。申請先の都道府県の最新ルールを必ず確認してください。

申請のタイミング

合格通知の有効期限自体は無期限という運用ですが、半年以上放置すると申請受付時の不備指摘が増えます。合格通知到着から 1 ヶ月以内 に申請するのが定石。


定期講習の運用 (消防法第 17 条の 10 + 施行規則第 33 条の 17)

受講周期のルール

  • 免状交付後の最初の 4 月 1 日から 2 年以内 に初回講習
  • 以降は 前回受講日の属する年度の翌年度から 5 年以内 ごとに継続講習

例: 2026 年 6 月 15 日に免状交付の場合

年月イベント
2026 年 6 月免状交付
2027 年 4 月 1 日起算日 (この日から 2 年以内に初回講習)
2029 年 3 月 31 日初回講習の期限
2029 年内に受講初回講習完了
2034 年 3 月 31 日2 回目講習の期限 (5 年以内)

講習の種類 (乙 1 が対象になる講習)

乙 1 は 水系・ガス系 (1・2・3 類) 区分の講習を受講します。

講習区分対象免状
消火設備 (1〜3 類)乙 1・乙 2・乙 3・甲 1・甲 2・甲 3
警報設備 (4・7 類)乙 4・乙 7・甲 4
避難設備 (5 類)乙 5・甲 5

複数の類を持っている場合、対応する講習を全て受講する必要があります。乙 1 + 乙 4 を持っている人は、消火設備講習と警報設備講習の両方を受講します。

講習の予約と受講

各都道府県の 消防設備保守協会 が実施。年間スケジュールは協会サイトで公開され、受講希望者は申込書を郵送・FAX で送付。6 時間の講義 (法令改正情報・施工事例) と最後の効果測定 (修了考査) があり、合格すると修了証が交付されます。


講習未受講のリスク

1. 免状返納命令の対象

消防法第 17 条の 7 により、都道府県知事は受講義務違反者に対し免状返納を命じることができます。実際に命令が出るケースは稀ですが、業務上の点検報告書に資格者の最終講習受講日を記載する欄があり、長期間未受講だと点検報告が不備扱いになります。

2. 業務上の信用低下

消防設備点検結果報告書には資格者の氏名・免状番号・最終講習受講日を記載する欄があります。受講日が古いまま放置すると、発注先 (建物所有者) や所轄消防署から指摘を受け、業務委託契約に影響することがあります。

3. 講習受講料の累積

5 年ごと 7,000 円 = 30 年で約 42,000 円。免状を保有し続ける限り発生するランニングコストです。「免状を取ったが消防業界を離れた」場合は、講習を受けずに免状を死蔵する選択肢もあります (返納命令のリスクは残りますが、実害は限定的)。


甲種第 1 類へのステップアップ

甲 1 と乙 1 の違い

区分乙 1甲 1
業務範囲整備・点検工事・整備・点検
試験科目筆記 30 問 + 実技 5 問筆記 45 問 + 実技 7 問 (鑑別 5 + 製図 2)
受験料4,400 円6,600 円
受験資格なし (誰でも可)あり (実務経験 or 既得免状 or 学歴)
学習時間80-120 時間100-150 時間 (乙 1 取得済みなら +50-70 時間)
合格率30-35%25-30%

乙 1 → 甲 1 の受験資格ルート

ルート必要条件期間
実務経験ルート乙 1 取得後 2 年以上の整備経験取得から 2 年待機
第二種電気工事士ルート第二種電気工事士免状保有 (実務経験不要)免状があれば即受験可
電気主任技術者ルート第 3 種以上の電気主任技術者免状既得なら即受験可
技術士ルート技術士第二次試験合格既得なら即受験可
学歴ルート大学・短大・高専で機械・電気・工業化学等の指定学科卒業既得なら即受験可

最も近道なのは第二種電気工事士ルート。ビルメン 4 点セットの 1 つで取得難易度も 60-65% と高くないため、乙 1 と並行・先行で第二種電工を取って甲 1 にステップアップする受験者が多いです。第二種電気工事士免状は実務経験なしで甲 1 の受験資格を満たすため、免状さえあれば待機期間なく受験申込が可能です。

甲 1 への学習時間目安

乙 1 取得済みなら、追加学習は 50-70 時間 が目安。

  • 製図 (筆記の最後の 2 問): 自動設計図の作成 = 30-40 時間
  • 工事の法令 (消防法第 17 条の 5 + 施行令): 10-15 時間
  • 乙 1 範囲の復習 (構造機能・水理計算): 10-15 時間

合格後の進め方タイムライン

経過時間アクション
合格通知到着 〜 1 週間免状交付申請書類を準備
〜 1 ヶ月申請書類郵送
1-2 ヶ月後免状到着、業務開始
免状交付後 4 月 1 日 〜 2 年以内初回講習を予約・受講
講習翌年度 〜 5 年以内2 回目以降の継続講習
乙 1 取得 + 2 年 (または 第二種電工取得後)甲 1 受験 (6,600 円)

乙 1 ホルダーが合格後に失敗する 5 パターン

失敗 1: 免状申請を半年放置

  • 症状: 合格通知の同封書類を紛失して再申請が複雑化
  • 回避策: 合格通知到着 1 週間以内に申請書類を準備

失敗 2: 都道府県収入証紙ではなく印紙を購入

  • 症状: 郵便局で収入印紙を買って同封し申請却下
  • 回避策: 都道府県 収入証紙 (申請先都道府県のもの) を都道府県指定金融機関で購入

失敗 3: 初回講習の起算日を間違える

  • 症状: 免状交付日から 2 年と勘違いして期限超過
  • 回避策: 起算日は「免状交付後の最初の 4 月 1 日」

失敗 4: 講習区分を間違って予約

  • 症状: 乙 1 なのに警報設備講習を予約してしまう
  • 回避策: 乙 1 は 消火設備 (1〜3 類) 区分

失敗 5: 甲 1 を「受験資格なしで受けられる」と誤解

  • 症状: 受験申込時に書類不備で却下
  • 回避策: 第二種電気工事士免状保有なら実務経験不要で即受験可。免状がない場合は実務経験 2 年待機

乙 1 で止めるか・甲 1 まで進むかの判断軸

区分乙 1 止めで OK な人甲 1 まで進むべき人
業務ビルメン (点検中心)消防設備工事会社
手当月額 1,000-2,000 円で満足月額 3,000-5,000 円アップを狙う
学習意欲講習継続だけで十分さらに 50-70 時間投資できる
工事範囲不要スプリンクラー新設工事に従事したい

チェックリスト (合格後 1 年間の必須アクション)

  1. 合格通知書同封の免状交付申請書を保管した
  2. 都道府県収入証紙 2,900 円の購入先 (指定金融機関) を確認した
  3. 30 × 24mm 写真 2 枚を準備した (6 ヶ月以内)
  4. 簡易書留 460 円分の返信用切手を購入した
  5. 免状到着日から起算する初回講習期限をカレンダー登録した
  6. 甲 1 受験資格ルート (実務経験 or 電気工事士免状) を確認した
  7. 勤務先の手当規程で乙 1 / 甲 1 の手当額差を確認した

まとめ

消防設備士乙 1 の合格後は 免状申請 (収入証紙 2,900 円) → 初回講習 (免状交付後 4 月 1 日から 2 年以内・受講料 7,000 円) → 5 年ごとの継続講習 → 甲 1 ステップアップ の流れで進めます。乙 1 は屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧・泡消火の水系 4 設備の整備・点検が業務範囲で、工事には甲 1 が必要です。甲 1 への近道は第二種電気工事士免状を保有しているケースで、免状があれば実務経験なしで即受験可能、追加学習 50-70 時間で取得できます。消防設備工事会社では甲 1 の手当が乙 1 より月額 3,000-5,000 円高いので、業務範囲を広げる場合は早めの計画が現実的です。


出典

  • 一般財団法人 消防試験研究センター — 消防設備士免状交付申請 / 受験案内
  • 消防法 第 17 条の 5 (消防設備士の業務範囲) / 第 17 条の 7 (免状返納) / 第 17 条の 10 (講習義務) — e-Gov 法令検索
  • 消防法施行規則 第 33 条の 17 (講習の周期) — e-Gov 法令検索
  • 各都道府県 消防設備保守協会 — 講習スケジュール

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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