消防設備士 乙種第6類 実技(鑑別) 練習問題 第2問: 次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器を棒状放射した場合に適応しない火災の種類を1つ挙げ、その理由を簡潔に述べなさい。
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器を棒状放射した場合に適応しない火災の種類を1つ挙げ、その理由を簡潔に述べなさい。
本体容器は赤色の金属製で円筒形。指示圧力計が取り付けられている。レバーとホースがあり、ホース先端のノズルから液体が棒状または霧状に放射される構造である。本体ラベルにはA火災・B火災・C火災の適応火災マークがある。消火薬剤は無色透明に近い液体で、ラベルには「強化液」の記載がある。
模範解答と解説を先に見る(クリックで展開)
模範解答
強化液消火器。棒状放射の場合に適応しないのはC火災(電気火災)。強化液は炭酸カリウム水溶液で導電性があるため、棒状で放射すると放射した液体を通じて感電するおそれがあるためである(電気火災には霧状放射のみ可)。
採点ポイント
- 強化液消火器であることを正しく回答
- 棒状放射ではC火災(電気火災)に適応しないことを明示
- 理由として強化液の導電性と感電リスクに言及
解説
強化液消火器は炭酸カリウム水溶液を消火薬剤として使用する。液体の消火薬剤で指示圧力計があることから蓄圧式の強化液消火器と判断できる。強化液消火器は霧状放射であればA・B・C全ての火災に適応するが、棒状放射の場合は水溶液の導電性のためC火災(電気火災)には適応しない(感電のおそれがある)。設問は「棒状放射した場合に適応しない火災」を問うているので、答えはC火災(電気火災)に限定される。粉末消火器との外観上の違いとして、消火薬剤が液体である点に注目することが鑑別のポイントである。
関連キーワード: 鑑別・強化液消火器・棒状放射・霧状放射・C火災
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