消防設備士 乙種第6類 実技(鑑別) 練習問題 第17問: 消火器の点検において、次に示す蓄圧式粉末消火器の状態を確認した。この消火器に対して行うべき処置を具体的に述べなさい。 確認した状態:指示圧力計の針が緑色範囲の左
消火器の点検において、次に示す蓄圧式粉末消火器の状態を確認した。この消火器に対して行うべき処置を具体的に述べなさい。 確認した状態:指示圧力計の針が緑色範囲の左端ギリギリ(低圧側)を指している。本体外観に異常はない。製造年は8年前。安全栓は正常に取り付けられている。
蓄圧式粉末消火器の点検状況のイラスト。指示圧力計のクローズアップが示されており、針が緑色範囲の左端付近(低圧側境界)を指している。本体外観は清潔で腐食・変形は見当たらない。
模範解答と解説を先に見る(クリックで展開)
模範解答
指示圧力計の針が緑色範囲内にはあるが低圧側の端付近であるため、内部のガス(窒素)が一部漏洩している可能性が考えられる。処置として、今後の圧力低下を見越して内部点検(分解点検)を実施し、バルブやパッキン等からのガス漏れ箇所を特定して整備(パッキン交換等)を行った上で、規定圧力まで再加圧して復元することが望ましい。製造年が8年前であることも踏まえ、部品の劣化状況を総合的に判断する。
採点ポイント
- 指示圧力計の値が低圧側であることの問題点を指摘
- ガス漏れの可能性について言及
- 内部点検(分解点検)やパッキン交換等の整備を提示
- 規定圧力への再加圧について述べる
解説
指示圧力計が緑色範囲内であっても低圧側の端付近である場合は、時間とともに圧力がさらに低下して放射不能になる可能性がある。蓄圧式消火器は容器内の窒素ガスが漏洩すると圧力が低下するため、バルブ・パッキン・キャップ部分のシール性を確認する必要がある。製造年も考慮し、全体的な劣化状況を評価したうえで整備方針を決定する。点検員は即座に廃棄するのではなく、整備可能なものは適切な整備後に再使用することも重要な判断である。
関連キーワード: 点検処置・指示圧力計・低圧・ガス漏れ・内部点検・整備
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