一級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第47問: 低NOx燃焼法の一つである排ガス再循環法によってNOxの発生が抑制される主な理由として、正しいものはどれか。
低NOx燃焼法の一つである排ガス再循環法によってNOxの発生が抑制される主な理由として、正しいものはどれか。
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正解: 4. 燃焼用空気に排ガスの一部を混合することで燃焼域の酸素濃度が低下し、燃焼温度も低下するため
排ガス再循環法は、排ガスの一部を燃焼用空気に混合して炉内へ送る方法です。酸素をほとんど含まない排ガスが混入することで燃焼域の酸素濃度が低下し、また不活性な燃焼ガスが熱を吸収することで火炎温度(燃焼温度)が低下します。サーマルNOxは高温・高酸素濃度ほど生成しやすいため、この二つの効果によりNOxの発生が抑制されます。したがって選択肢4が正解です。選択肢3は誤りで、CO₂がNOxを還元して無害化する作用は排ガス再循環の原理ではありません。選択肢5も誤りで、水蒸気が触媒としてNOxを分解する仕組みはありません(触媒でNOxを還元するのはアンモニアを用いるSCR脱硝装置です)。選択肢1も誤りで、排ガス再循環は空気比を大きくする方法ではなく、むしろ酸素濃度を下げてNOx生成を抑える方法です。選択肢2も誤りで、燃料中の窒素分が排出されてNOxが減るわけではありません。同様の低NOx燃焼法には、二段燃焼法や、空気比の異なるバーナ群を組み合わせてNOx生成の少ない条件で燃焼させる濃淡燃焼法があります。
関連キーワード: 排ガス再循環・低NOx燃焼・サーマルNOx・燃焼温度・酸素濃度
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