ボイラーの構造
全78問
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この科目の学習ポイントを読む
ボイラーの構造は一級ボイラー技士を構成する4科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全78問 (試験全体の約25%相当) を収録しています。本試験は合格率50.5%(令和7年度)・試験時間4時間・受験料8,800円の試験で、ボイラーの構造は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは丸ボイラー・蒸発潜熱・保有水量・比エンタルピーなどです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると一級ボイラー技士受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (ボイラーの取扱い・燃料及び燃焼・関係法令) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- 正解済みまだ正解していませんQ1初級自然循環式・水管ボイラー・密度差
水管ボイラーにおける自然循環式の水の循環原理として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 自然循環式水管ボイラーでは、加熱された上昇管内の水は蒸気泡を含むため密度が小さくなり、加熱されない降水管内の水は密度が大きいままです。この密度差によって水が自然に循環する仕組みです。上昇管では水と蒸気の混合物が上昇し、蒸気ドラムで気水分離された後、降水管を通って再び下部ヘッダーに…
- 正解済みまだ正解していませんQ2初級炉筒煙管ボイラー・丸ボイラー・保有水量
炉筒煙管ボイラーの構造上の特徴として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 炉筒煙管ボイラーは丸ボイラーの一種であり、胴の内部に炉筒と多数の煙管を設けた構造です。保有水量が多いため負荷変動に対する追従性が良い反面、高圧・大容量には適していません。胴の径が大きくなると、内圧に対する強度確保のため板厚を極端に厚くする必要があり、製造・経済面で不利となります。…
- 正解済みまだ正解していませんQ3初級飽和蒸気・飽和水・飽和温度
飽和蒸気に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 飽和蒸気とは、ある圧力において沸騰している水(飽和水)と平衡状態にある蒸気です。飽和蒸気の温度はその圧力における飽和温度であり、圧力が高くなると飽和温度も上昇します。大気圧下では100℃ですが、圧力が変われば飽和温度も変わります。飽和蒸気には乾き飽和蒸気(乾き度1.0)と湿り飽和…
- 正解済みまだ正解していませんQ4初級放射伝熱・ふく射・電磁波
熱の伝わり方のうち、「放射(ふく射)」に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 放射(ふく射)伝熱は、物質の介在なしに電磁波(主に赤外線)によって熱エネルギーが伝わる現象です。真空中でも起こるのが特徴であり、太陽から地球へ熱が届くのも放射伝熱です。固体内部を高温から低温へ伝わるのは「伝導」、流体の流れに伴って熱が運ばれるのは「対流」です。放射伝熱量はステファ…
- 正解済みまだ正解していませんQ5初級過熱器・過熱蒸気・飽和蒸気
過熱器の設置目的として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過熱器はボイラーで発生した飽和蒸気をさらに加熱し、飽和温度以上の過熱蒸気とするための装置です。過熱蒸気は飽和蒸気に比べて単位質量あたりのエンタルピーが大きく、蒸気タービンなどに供給した場合に効率よく仕事をさせることができます。また、過熱蒸気は配管内で凝縮しにくいため、ウォーターハ…
- 正解済みまだ正解していませんQ6初級安全弁・最高使用圧力・自動放出
安全弁の主な機能として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 安全弁はボイラーの安全装置として最も重要なものの一つであり、ボイラー内の圧力が最高使用圧力を超えたときに自動的に弁が開いて蒸気を外部に放出し、圧力を安全な範囲に下げる役割を担います。圧力が下がると弁は自動的に閉じます。安全弁にはばね式とてこ式があり、現在はばね式が主流です。水位異…
- 正解済みまだ正解していませんQ7初級ガラス水面計・二色式・水位確認
ガラス水面計に関する記述として、誤っているものはどれか。
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解説: 二色式水面計では、光の屈折率の差を利用して、水部分が緑色に、蒸気部分が赤色に見えるようになっています。選択肢4は色の表示が逆であるため誤りです。ガラス水面計はボイラードラム内の水位を直接目視で確認する最も基本的な水面測定装置であり、上部の蒸気コック、下部の水コック、ドレンコックが…
- 正解済みまだ正解していませんQ8初級給水ポンプ・ディフューザポンプ・遠心ポンプ
給水ポンプの種類に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ディフューザポンプは遠心ポンプの一種で、羽根車の外周に案内羽根(ディフューザ)を備えています。多段式とすることで高揚程が得られるため、高圧ボイラーの給水ポンプとして広く使用されます。渦巻ポンプも遠心式ポンプの一種であり容積式ではありません。インゼクタは蒸気の噴射力を利用して給水を…
- 正解済みまだ正解していませんQ9初級貫流ボイラー・蒸気ドラム・保有水量
貫流ボイラーの構造上の特徴として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 貫流ボイラーは蒸気ドラムを持たない構造が最大の特徴です。管の一端(入口)から給水を行い、管内を流れる間に加熱・蒸発・過熱が行われ、他端(出口)から過熱蒸気として取り出します。蒸気ドラムがないため、気水分離はドラムボイラーのようには行われません。保有水量が非常に少ないため起動が速く…
- 正解済みまだ正解していませんQ10初級エンタルピー・顕熱・蒸発潜熱
蒸気のエンタルピーに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 飽和蒸気のエンタルピーは、飽和水の顕熱(飽和水エンタルピー)と蒸発潜熱の和で表されます。顕熱とは水の温度を上昇させるために使われる熱量であり、相変化に要する熱量は潜熱(蒸発潜熱)と呼ばれます。飽和水のエンタルピーは圧力が上昇すると増大し、蒸発潜熱は圧力が高くなるほど小さくなります…
- 正解済みまだ正解していませんQ11初級エコノマイザ・節炭器・給水予熱
エコノマイザ(節炭器)の設置目的として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: エコノマイザ(節炭器)は、ボイラーの煙道を通過する排ガスの余熱を利用して給水を予熱する装置です。給水温度を上げてからボイラーに送ることで、ボイラー本体で水を蒸発させるために必要な熱量を減少させ、燃料消費量の節約およびボイラー効率の向上を図ります。一般に排ガス温度を30~50℃低下…
- 正解済みまだ正解していませんQ12初級鋳鉄製ボイラー・セクション・温水ボイラー
鋳鉄製ボイラーの特徴として、誤っているものはどれか。
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解説: 鋳鉄製ボイラーは鋳鉄製のセクションを組み合わせた構造であり、鋳鉄は引張強さが低く脆い性質を持つため、高圧蒸気ボイラーとしては使用できません。主に温水ボイラーや低圧蒸気ボイラー(蒸気圧力0.1MPa以下)として使用されます。鋳鉄は耐食性に優れており、また腐食しても局部的にとどまる特…
- 正解済みまだ正解していませんQ13初級吹出し装置・ブロー・不純物
吹出し(ブロー)装置に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 吹出し(ブロー)装置の目的は、ボイラー水中に溶解した塩類やスケール成分、スラッジ(沈殿物)などの不純物を排出し、ボイラー水の水質を適正に保つことです。ブローには間欠ブローと連続ブローがあります。間欠ブローはボイラー底部のブロー弁から短時間に大量の水を排出する方法で、沈殿物の排出に…
- 正解済みまだ正解していませんQ14初級フィードバック制御・偏差・設定値
自動制御におけるフィードバック制御の説明として、正しいものはどれか。
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解説: フィードバック制御は、制御対象の出力(制御量)を検出器で測定し、目標値(設定値)と比較して偏差を求め、その偏差に基づいて操作量を修正する閉ループの制御方式です。ボイラーでは蒸気圧力・水位・蒸気温度などの制御にフィードバック制御が広く用いられています。あらかじめ定められた順序で動作…
- 正解済みまだ正解していませんQ15初級立てボイラー・丸ボイラー・縦型
立てボイラーの構造上の特徴として、正しいものはどれか。
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解説: 立てボイラーは胴を垂直(縦型)に設置する丸ボイラーの一種であり、設置面積が小さいことが特徴です。水管ボイラーではなく丸ボイラーに分類され、一般に小容量・低圧用に使用されます。構造が比較的簡単で取扱いが容易なことから、小規模な蒸気需要のある事業所などで使用されてきました。保有水量は…
- 正解済みまだ正解していませんQ16中級強制循環式・循環ポンプ・高圧ボイラー
強制循環式水管ボイラーに関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 強制循環式水管ボイラーでは循環ポンプにより水を強制的に循環させるため、ポンプが故障すると循環が停止してしまいます。自然循環式とは水管の配置や管径の設計思想が異なるため、ポンプ停止時に自然循環で十分な循環力が確保できるとは限りません。したがって循環ポンプの故障に対しては予備ポンプの…
- 正解済みまだ正解していませんQ17中級蒸気ドラム・気水分離・上昇管
水管ボイラーの蒸気ドラムの役割に関する記述として、誤っているものはどれか。
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解説: 蒸気ドラムは主に気水分離と水位管理の役割を担う容器であり、燃焼ガスを直接受けて水を加熱する主要な伝熱面ではありません。伝熱面として機能するのは水管(上昇管・降水管)や炉壁管です。蒸気ドラムでは、上昇管から送られてきた蒸気と水の混合物をサイクロンセパレータやスクラバーなどの気水分離…
- 正解済みまだ正解していませんQ18中級コルニッシュボイラー・ランカシャボイラー・炉筒
コルニッシュボイラーとランカシャボイラーの違いに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: コルニッシュボイラーは胴内に1本の炉筒を持つ丸ボイラーであり、ランカシャボイラーは胴内に2本の炉筒を持つ丸ボイラーです。どちらも炉筒ボイラーに分類される歴史的なボイラー形式です。ランカシャボイラーは炉筒が2本あるため、コルニッシュボイラーに比べて伝熱面積が大きく、蒸気発生量が多く…
- 正解済みまだ正解していませんQ19中級過熱蒸気・熱伝達率・過熱度
過熱蒸気の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過熱蒸気は飽和蒸気に比べて熱伝達率が低い特徴があります。これは過熱蒸気が相変化を伴わない顕熱のみの放熱であるのに対し、飽和蒸気は凝縮潜熱を放出するためです。したがって加熱・乾燥などの熱交換用途では飽和蒸気の方が適しています。一方、過熱蒸気は蒸気タービンの駆動には適しており、エンタ…
- 正解済みまだ正解していませんQ20中級熱伝導率・スケール・伝導伝熱
伝導伝熱における熱伝導率に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: スケール(水あか)の熱伝導率は金属に比べて極めて小さく、ボイラーの伝熱面にスケールが付着すると伝熱が著しく阻害されます。スケール付着は燃焼効率の低下だけでなく、局部的な過熱による管の膨出・破裂といった事故の原因にもなります。金属の熱伝導率は一般に気体よりも非常に大きく、断熱材とし…
- 正解済みまだ正解していませんQ21中級ばね式安全弁・揚程式・全量式
ばね式安全弁の構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 揚程式安全弁は弁のリフト量が弁座口径の1/40以上1/4未満のものであり、全量式安全弁は弁のリフト量が弁座口径の1/4以上のものです。したがって全量式安全弁の方が揚程式よりもリフト量が大きく、選択肢2は逆の記述であるため誤りです。全量式は蒸気の排出量が多いため、大容量のボイラーに…
- 正解済みまだ正解していませんQ22中級遠隔式水面計・差圧式・基準水柱
遠隔式水面計に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 差圧式遠隔水面計は、基準水柱(コンデンサポット)の一定圧力とボイラードラム内の水位による圧力との差圧を差圧発信器で検出し、水位を電気信号に変換して遠隔に表示する装置です。遠隔式水面計を設置してもガラス水面計の設置義務は免除されず、直接目視で水位確認できるガラス水面計は必ず設置する…
- 正解済みまだ正解していませんQ23中級インゼクタ・蒸気噴射・運動エネルギー
インゼクタ(蒸気噴射式給水器)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: インゼクタは蒸気ノズルから高速で噴射された蒸気が給水と混合・凝縮し、その運動エネルギーで給水をボイラー内に押し込む装置です。電動機を必要としないため停電時の非常用給水装置として有効ですが、ボイラーの蒸気を利用するため、ボイラーが完全に停止し蒸気がない状態では使用できません。インゼ…
- 正解済みまだ正解していませんQ24中級水冷壁・ふく射伝熱・炉壁
水管ボイラーの水冷壁に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水冷壁は炉内の壁面に沿って配置される水管であり、煙道部分ではなく炉内に設けられます。水冷壁は炉内の高温火炎からの放射(ふく射)熱を効率よく吸収し、ボイラーの蒸発量増加に寄与するとともに、炉壁の耐火れんがを高温から保護します。水冷壁の採用により耐火れんがの使用量を大幅に削減でき、炉…
- 正解済みまだ正解していませんQ25中級廃熱ボイラー・HRSG・排熱回収
廃熱ボイラーに関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 廃熱ボイラーは他の設備やプロセスから排出される高温ガスの余熱を利用して蒸気を発生させるボイラーであり、独自の燃焼装置を持たないのが基本的な特徴です。選択肢2は誤りです。ガスタービンの排ガスを利用するものはHRSG(Heat Recovery Steam Generator:排熱回…
- 正解済みまだ正解していませんQ26中級空気予熱器・再生式・ユングストローム式
空気予熱器に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 再生式(回転式)空気予熱器は、回転する蓄熱体(ヒーティングエレメント)が排ガス側で熱を吸収し、空気側に回転移動して吸収した熱を空気に放出する方式です。代表的なものにユングストローム式があります。空気予熱器は排ガスの熱で燃焼用空気を予熱する装置であり、給水を予熱するのはエコノマイザ…
- 正解済みまだ正解していませんQ27中級主蒸気弁・逆止弁・給水逆止弁
送気弁と逆止弁に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 主蒸気弁と逆止弁はそれぞれ異なる機能を持つ別個の弁であり、主蒸気弁に逆止弁の機能は内蔵されていません。主蒸気弁は蒸気の送出を人為的に開閉制御する弁であり、蒸気管には主蒸気弁とは別に蒸気逆止弁を設けて蒸気の逆流を防止します。特に複数のボイラーが同一の蒸気ヘッダーに接続されている場合…
- 正解済みまだ正解していませんQ28中級シーケンス制御・順序制御・プレパージ
シーケンス制御に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: シーケンス制御は、あらかじめ定められた手順(シーケンス)に従って、各制御段階を順序正しく逐次進めていく制御方式です。ボイラーではプレパージ→点火→低燃焼→通常燃焼、あるいは停止時の消火→ポストパージなど、決められた手順を順番に実行する場合にシーケンス制御が用いられます。各段階の条…
- 正解済みまだ正解していませんQ29中級対流伝熱・自然対流・強制対流
対流伝熱に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 対流伝熱量は流体の速度が大きいほど増加します。流体の流速が増すと伝熱面近傍の温度境界層が薄くなり、熱伝達率が向上するためです。したがって対流伝熱量は流体の速度に反比例するのではなく、概ね比例関係にあります。自然対流は温度差による密度変化で生じる浮力駆動の流れであり、強制対流はポン…
- 正解済みまだ正解していませんQ30中級給水内管・蒸気ドラム・分散供給
給水内管に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 給水内管は蒸気ドラムの内部に設けられた多数の小穴を持つ管で、給水をドラム内に均一に分散して供給する役割を果たします。低温の給水を一箇所から集中的に供給すると、ドラム内で局部的な温度差が生じ、ドラム壁に熱応力が発生するおそれがあります。給水内管により給水を分散供給することで、ドラム…
- 正解済みまだ正解していませんQ31上級超臨界圧・臨界圧力・蒸発潜熱
超臨界圧ボイラーに関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 臨界圧力以上では水と蒸気の相の区別がなくなるため、蒸発潜熱はゼロになります。選択肢3の「蒸発潜熱が非常に大きい」という記述は誤りです。臨界点に近づくにつれて蒸発潜熱は減少し、臨界圧力(約22.1MPa)・臨界温度(約374℃)に達すると蒸発潜熱は消失します。超臨界圧ボイラーでは沸…
- 正解済みまだ正解していませんQ32上級総括伝熱係数・熱抵抗・境膜伝熱
ボイラーの伝熱面における総括熱伝達率(総括伝熱係数)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 総括伝熱係数(K値)は、燃焼ガス側の境膜伝熱抵抗、管壁の熱伝導抵抗、水側の境膜伝熱抵抗の各熱抵抗の和の逆数として表されます。スケール層がある場合はスケールの熱伝導抵抗も加わります。総括伝熱係数は最も小さい個別伝熱係数(最も大きい熱抵抗)に支配されます。ボイラーではガス側の熱伝達率…
- 正解済みまだ正解していませんQ33上級循環比・循環水量・蒸発量
水管ボイラーにおける循環比に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 循環比は蒸発量に対する水管内の循環水量の比であり、自然循環式水管ボイラーでは通常5~30程度です。循環比が大きいほど水管内の流速が増し、管内面の冷却効果が高まるため管の過熱防止に有利です(選択肢3は逆の記述で誤り)。貫流ボイラーでは水が1回の通過で蒸気に変わるため循環比は1であり…
- 正解済みまだ正解していませんQ34上級放射過熱器・対流過熱器・垂下特性
過熱器の種類と配置に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 放射過熱器は負荷増加時に蒸気流量が増えるため過熱蒸気温度が低下する特性(垂下特性)を持ち、対流過熱器は負荷増加時にガス流速が増して伝熱量が増加するため過熱蒸気温度が上昇する特性(上昇特性)を持ちます。この相反する特性を持つ両者を組み合わせることで、広い負荷範囲にわたって過熱蒸気温…
- 正解済みまだ正解していませんQ35上級てこ式安全弁・おもり・モーメント
てこ式安全弁に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: てこ式安全弁は、てこ(レバー)の一端におもりを取り付け、おもりの重力によるモーメント(てこの原理)で弁体を弁座に押し付ける構造です。蒸気圧力がおもりのモーメントに打ち勝つと弁が開き、蒸気を放出します。現在ではばね式安全弁が主流であり、てこ式は旧型のボイラーに見られる程度です。てこ…
- 正解済みまだ正解していませんQ36上級インターロック・安全制御・低水位
インターロック制御に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: インターロックが作動した場合は、作動の原因となった異常を確実に取り除いた上でリセットし、運転を再開しなければなりません。原因を取り除かずに手動リセットして運転を再開することは極めて危険であり、重大な事故につながるおそれがあります。インターロックは安全確保のための保護制御であり、所…
- 正解済みまだ正解していませんQ37上級乾き度・湿り度・エンタルピー
蒸気の湿り度と乾き度に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 湿り飽和蒸気のエンタルピーは、飽和水のエンタルピーhfに乾き度xと蒸発潜熱hfgの積を加えたもの(h = hf + x × hfg)で表されます。乾き度xは蒸気の質量比率であり、x=0は全てが水(飽和水)、x=1.0は全てが蒸気(乾き飽和蒸気)を意味します。湿り度は(1-x)で表…
- 正解済みまだ正解していませんQ38上級鋳鉄製セクショナルボイラー・ニップル・パッキン
鋳鉄製ボイラーの蒸気トラップに関連し、鋳鉄製セクショナルボイラーの接合方法として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 鋳鉄製セクショナルボイラーの各セクションは、ニップル(短管)とパッキン(ガスケット)を用いてボルト締めで接合されます。鋳鉄は炭素含有量が多く硬くて脆い性質があるため、溶接が困難であり溶接接合は一般に行われません。ニップルとパッキンによるボルト接合方式は、現場での組立・分解が容易で…
- 正解済みまだ正解していませんQ39上級平形反射式水面計・三角溝・全反射
ボイラーのマイクロ水面計(平形反射式水面計)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 平形反射式水面計は、厚い平板ガラスの内面(ボイラー水側)に断面が三角形の縦溝を多数刻んだ構造です。水部では水がガラス溝に接触するため光が透過して黒色に見え、蒸気部では蒸気がガラス溝面で全反射を起こすため白色(銀白色)に見えます。この色の違いにより水位を明確に判別できます。選択肢1…
- 正解済みまだ正解していませんQ40上級低温腐食・酸露点・硫酸
ボイラーのエコノマイザにおける低温腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 低温腐食は、排ガス中の三酸化硫黄(SO3)が水蒸気と結合して硫酸蒸気となり、排ガス温度が酸露点以下に低下したときに硫酸が凝縮して金属面を腐食する現象です。硫黄分を多く含む重油などの燃料を使用する場合に特に注意が必要です。純水の結露ではなく硫酸の凝縮が原因であるため、選択肢2は誤り…
- 正解済みまだ正解していませんQ41初級ブルドン管圧力計・サイホン管・扁平断面
ブルドン管圧力計に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ブルドン管圧力計は、高温の蒸気が直接ブルドン管に入ると誤差や損傷の原因となるため、水を入れたサイホン管を介して取り付け、管内には蒸気ではなく水が入るようにして使用します。ブルドン管の断面は扁平な楕円形であり、圧力を受けると断面が円形に近づいて湾曲した管が伸びる方向に変形し、その先…
- 正解済みまだ正解していませんQ42初級鏡板・全半球形鏡板・皿形鏡板
ボイラーの鏡板に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 鏡板は胴またはドラムの両端を閉じる部分であり、形状によって平鏡板・皿形鏡板・半だ円体形鏡板・全半球形鏡板に分類されます。同一材質・同一径・同一厚さで比較した場合の強度は、全半球形が最も高く、次いで半だ円体形、皿形、平鏡板の順となります。球面に近い形状ほど内圧を膜応力として受け持つ…
- 正解済みまだ正解していませんQ43初級蒸気トラップ・バケット式・メカニカル式
蒸気トラップに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蒸気トラップは、蒸気使用設備や蒸気配管にたまったドレン(復水)を蒸気を漏らさずに自動的に排出する装置です。作動原理により、蒸気とドレンの密度差(浮力)を利用するメカニカル式(フロート式・バケット式)、蒸気とドレンの温度差を利用するサーモスタチック式(バイメタル式・ベローズ式)、蒸…
- 正解済みまだ正解していませんQ44中級減圧弁・二次側圧力・パイロット式
蒸気配管に設ける減圧弁に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 減圧弁は、発生した高圧の蒸気を使用箇所で必要な圧力まで下げて供給するための弁であり、一次側(高圧側)の圧力や蒸気流量が変動しても、二次側(低圧側)の圧力を自動的にほぼ一定に保持できることが最大の特徴です。二次側の圧力を一次側より高くすることはできないため選択肢2は誤りです。ドレン…
- 正解済みまだ正解していませんQ45中級ガセットステー・管ステー・ブリージングスペース
ボイラーのステーに関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガセットステーは、三角形状の鋼板を用いて平鏡板(平板部)と胴板とを溶接でつなぎ、内圧によって平鏡板が変形しないよう補強する部材です。炉筒そのものを補強する部材ではないため選択肢1が誤りです。炉筒は運転中の熱によって長手方向に伸縮(呼吸作用)するため、ガセットステーを炉筒に近づけて…
- 正解済みまだ正解していませんQ46中級水位検出器・電極式・フロート式
ボイラーの水位検出器に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 電極式水位検出器は、ボイラー水が電気を通す性質(電気伝導性)を利用し、長さの異なる電極棒が水に浸かっているかどうかを電極間の通電の有無で判定して水位を検出します。したがって水の導電率の影響を直接受ける方式であり、導電率が極めて低い純水に近い水では通電が不十分となり正常に作動しない…
- 正解済みまだ正解していませんQ47中級火炎検出器・フレームアイ・フレームロッド
ボイラーの火炎検出器に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: フレームアイは火炎の発する光(紫外線・赤外線・可視光)を検出する光学式の火炎検出器であり、硫化カドミウムセル・硫化鉛セル・紫外線光電管などの光電素子が用いられます。このうち赤外線を検出する方式は、火炎が消えていても赤熱した炉壁や耐火物からの放射に反応して火炎ありと誤判定するおそれ…
- 正解済みまだ正解していませんQ48中級換算蒸発量・実際蒸発量・比エンタルピー
実際蒸発量が6 t/hのボイラーにおいて、給水の比エンタルピーが419 kJ/kg、発生蒸気の比エンタルピーが2676 kJ/kgであるとき、このボイラーの換算蒸発量として正しいものはどれか。ただし、100℃の飽和水の蒸発潜熱は2257 kJ/kgとする。
答えと解説を先に見る
解説: 換算蒸発量とは、実際の蒸発量を「100℃の飽和水を100℃の乾き飽和蒸気にする基準状態の蒸発量」に換算した値であり、換算蒸発量Ge = 実際蒸発量Ga ×(発生蒸気の比エンタルピーh2 − 給水の比エンタルピーh1)÷ 2257 で求められます。本問では h2 − h1 = 26…
- 正解済みまだ正解していませんQ49上級周方向応力・長手方向応力・円筒胴
内圧を受けるボイラーの円筒胴に生じる応力に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 内圧Pを受ける内径D・板厚tの円筒胴には、周方向(円周方向)の応力 PD/(2t) と長手方向(軸方向)の応力 PD/(4t) が生じ、周方向の応力は長手方向の応力の2倍となります。選択肢3が正しく、選択肢4は大小関係が逆です。胴の長手継手(軸方向に走る継手)が受け持つのは大きい…
- 正解済みまだ正解していませんQ50上級比例動作・積分動作・微分動作
自動制御における制御動作に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 積分動作(I動作)は偏差の時間積分値に比例して操作量を変化させる動作であり、偏差が残っている限り操作量を変化させ続けるため、比例動作だけでは残ってしまうオフセット(定常偏差)を除去することができます。選択肢5が正しい記述です。比例動作(P動作)は偏差の大きさに比例した操作量を出す…
- 正解済みまだ正解していませんQ51初級放射伝熱面・接触伝熱面・対流
ボイラーにおける熱の伝わり方と伝熱面に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ボイラーの伝熱面は、火炎や高温の燃焼ガスからの放射(ふく射)熱を主に受ける放射伝熱面と、燃焼ガスが接触して流れる際に対流によって熱を受ける接触伝熱面(対流伝熱面)とに大別されるため、選択肢3が正しい記述です。火炉を取り囲む水冷壁は高温火炎からの放射熱を主に受ける放射伝熱面であり、…
- 正解済みまだ正解していませんQ52初級丸ボイラー・水管ボイラー・伝熱面積
丸ボイラーと水管ボイラーの構造や特徴を比較した記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 丸ボイラーは大径の胴に高い内圧が作用し、胴径を大きくすると強度確保のため板厚が過大になるため、高圧・大容量には適していません。高圧・大容量に適しているのは、径の小さい多数の水管に圧力を分担させ、伝熱面積を大きくとれる水管ボイラーです。したがって選択肢4の記述は事実と逆であり誤りで…
- 正解済みまだ正解していませんQ53初級顕熱・比熱・温度差
20℃の水200kgを大気圧のもとで100℃まで加熱するために必要な熱量として、最も近いものはどれか。ただし、水の比熱を4.187kJ/(kg・K)とし、蒸発は考えないものとする。
答えと解説を先に見る
解説: 液体の水の温度を上昇させるために必要な熱量(顕熱)は、質量×比熱×温度差で求められます。本問では温度差が100−20=80Kであるから、必要な熱量Q=200×4.187×80=66,992kJ となり、選択肢2が正解です。温度差を100Kとして計算すると200×4.187×100…
- 正解済みまだ正解していませんQ54初級過熱器・エコノマイザ・空気予熱器
ボイラーの煙道に設けられる過熱器・エコノマイザ・空気予熱器に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 排ガスは火炉に近い過熱器で最も高温であり、下流のエコノマイザ、さらに下流の空気予熱器へと進むにつれて熱を奪われて温度が低下していきます。したがって「順に通過するにつれて上昇していく」とする選択肢4は誤りです。エコノマイザは排ガスの熱で給水を予熱して燃料を節約する装置であるため選択…
- 正解済みまだ正解していませんQ55中級湿り飽和蒸気・乾き度・比エンタルピー
ある圧力において、飽和水の比エンタルピーが760kJ/kg、蒸発潜熱(蒸発熱)が2,000kJ/kgであるとき、乾き度0.95の湿り飽和蒸気1kgの比エンタルピーとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 乾き度xの湿り飽和蒸気の比エンタルピーhは、飽和水の比エンタルピーhfに、乾き度xと蒸発潜熱hfgの積を加えた h=hf+x×hfg で求められます。本問では h=760+0.95×2,000=760+1,900=2,660kJ/kg となり、選択肢2が正解です。乾き度を1.0(…
- 正解済みまだ正解していませんQ56中級全熱量・顕熱・蒸発潜熱
20℃の水1kgを大気圧のもとで100℃の乾き飽和蒸気にするために必要な全熱量として、最も近いものはどれか。ただし、水の比熱を4.187kJ/(kg・K)、100℃における蒸発潜熱を2,257kJ/kgとする。
答えと解説を先に見る
解説: 水を加熱して蒸気にするために必要な全熱量は、水の温度を沸点まで上げる顕熱と、沸点で相変化させる蒸発潜熱の和で求められます。顕熱は1×4.187×(100−20)=334.96kJ、蒸発潜熱は2,257kJであるから、全熱量は334.96+2,257=2,591.96≒2,592k…
- 正解済みまだ正解していませんQ57中級熱貫流率・熱通過率・伝熱量
伝熱面積8m²、熱貫流率(熱通過率)250W/(m²・K)の伝熱面において、高温側と低温側の温度差が120Kであるとき、この伝熱面を通過する伝熱量として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 固体壁を隔てて高温流体から低温流体へ伝わる伝熱量(熱貫流による伝熱量)Qは、熱貫流率K、伝熱面積A、両側の温度差Δtを用いて Q=K×A×Δt で求められます。本問では Q=250×8×120=240,000W=240kW となり、選択肢2が正解です。温度差を掛け忘れると250×…
- 正解済みまだ正解していませんQ58中級保有水量・蓄熱量・負荷変動
ボイラーの保有水量と負荷変動との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 保有水量の多いボイラーは水に蓄えられる熱量(蓄熱量)が大きいため、負荷が急に増減しても圧力や水位の変動が比較的小さく抑えられ、負荷変動に対して安定した運転ができます。したがって選択肢1が正しい記述です。一方で保有水量が多いと起動時に多量の水を加熱する必要があり、所定の圧力に達する…
- 正解済みまだ正解していませんQ59上級ボイラー効率・実際蒸発量・比エンタルピー
実際蒸発量が1,500kg/hのボイラーがある。発生蒸気の比エンタルピーが2,760kJ/kg、給水の比エンタルピーが360kJ/kg、燃料消費量が100kg/h、燃料の低発熱量が40,000kJ/kgであるとき、このボイラーの効率として最も近いものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ボイラー効率は、燃料が供給する熱量に対して蒸気が実際に受け取った熱量の割合であり、効率=実際蒸発量×(発生蒸気の比エンタルピー−給水の比エンタルピー)÷(燃料消費量×燃料の低発熱量)で求められます。分子(蒸気が受け取った熱量)は1,500×(2,760−360)=1,500×2,…
- 正解済みまだ正解していませんQ60上級過熱蒸気・過熱度・比エンタルピー
ある圧力において、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが2,770kJ/kg、その圧力の飽和温度が180℃である。この蒸気を過熱器で300℃まで過熱したときの過熱蒸気の比エンタルピーとして、最も近いものはどれか。ただし、過熱蒸気域における平均定圧比熱を2.1kJ/(kg・K)とする。
答えと解説を先に見る
解説: 過熱蒸気の比エンタルピーは、乾き飽和蒸気の比エンタルピーに、過熱によって加えられた熱量(平均定圧比熱×過熱度)を加えて求められます。過熱度は過熱蒸気温度と飽和温度の差であり、300−180=120K です。したがって過熱によって加わる熱量は2.1×120=252kJ/kg、過熱蒸…
- 正解済みまだ正解していませんQ61初級逃がし管・逃がし弁・温水ボイラー
温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 温水ボイラーでは、水の温度上昇に伴う体積膨張による圧力上昇を逃がすため、逃がし管または逃がし弁を設けます。逃がし管はボイラー水の膨張分を高所の開放形膨張タンクへ導く管であり、確実に圧力を逃がすため途中に弁やコックを設けてはならず、内部の水が凍結しないよう保温などの措置も必要です。…
- 正解済みまだ正解していませんQ62初級熱電対・熱起電力・測温抵抗体
ボイラーに使用される温度計に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 熱電対温度計は、2種類の異なる金属線の両端を接合し、接点間の温度差に応じて生じる熱起電力(ゼーベック効果)を利用して温度を測定する温度計です。応答が速く高温の測定に適しているため、燃焼ガス温度や過熱蒸気温度の測定に広く用いられます。したがって高温測定に使用できないという記述は誤り…
- 正解済みまだ正解していませんQ63中級水位制御・三要素式・単要素式
ボイラーの水位制御方式(単要素式・二要素式・三要素式)について、検出する量及びその適用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 三要素式水位制御は、ドラム水位、蒸気流量及び給水流量の三つの量を検出して給水量を調節する方式で、負荷変動の大きい大容量ボイラーに採用されます。単要素式はドラム水位のみを検出する最も簡単な方式であり、蒸気流量のみを検出するという記述は誤りです。負荷が急増するとドラム圧力の低下により…
- 正解済みまだ正解していませんQ64中級差圧式流量計・容積式流量計・面積式流量計
ボイラーに使用される流量計に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 差圧式流量計は、管路の途中にオリフィスやベンチュリ管などの絞り機構を設け、その前後に生じる差圧を検出して流量を求めるものです。ベルヌーイの定理により、流量は差圧の平方根に比例します。差圧の2乗に比例するという記述は誤りです。容積式流量計は、ケーシング内でかみ合うだ円形(オーバル)…
- 正解済みまだ正解していませんQ65中級沸水防止管・気水分離・蒸気室
沸水防止管に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 沸水防止管は、胴やドラムの蒸気室頂部にある主蒸気管の取出し口に設けられる大径の管で、上部(上半部)に多数の穴があけられています。蒸気は上部の穴から管内に入り、流れの方向を変える際に同伴していた水滴が分離されるため、水分の少ない蒸気を主蒸気管に送り出すことができます。プライミングな…
- 正解済みまだ正解していませんQ66中級マンホール・だ円形・短径部
ボイラーの胴に設けるマンホールなどの穴に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: だ円形のマンホールを胴に設ける場合は、短径部を胴の長手方向(軸方向)に配置します。内圧を受ける円筒胴では、周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍と大きいため、周方向応力を受け持つ長手方向の断面の欠損をできるだけ小さくする必要があり、穴の長手方向の寸法が短くなるように…
- 正解済みまだ正解していませんQ67上級再熱器・再熱サイクル・高圧タービン
再熱器に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 再熱器は、高圧タービンで膨張して仕事をし、圧力と温度の下がった蒸気をボイラーに戻して再び加熱し、低圧側(中圧・低圧)のタービンに送るための装置です。この再熱サイクルを採用するとプラントの熱効率が向上し、さらにタービン最終段における蒸気の湿り度が減少するため、湿り蒸気の水滴によるタ…
- 正解済みまだ正解していませんQ68上級伝導熱抵抗・熱伝導率・スケール
厚さ10mm、熱伝導率50W/(m・K)の鋼板でできたボイラーの伝熱面の水側に、厚さ2mm、熱伝導率0.5W/(m・K)のスケールが一様に付着した。この伝熱面の単位面積当たりの伝導熱抵抗は、スケール付着前の約何倍になるか。
答えと解説を先に見る
解説: 平板の単位面積当たりの伝導熱抵抗は、厚さを熱伝導率で割った値(R=δ/λ)で表され、層が重なる場合は各層の熱抵抗の和になります。スケール付着前の熱抵抗は鋼板のみで、R1=0.010m÷50W/(m・K)=0.0002m²・K/W です。スケールの熱抵抗は R2=0.002m÷0.…
- 正解済みまだ正解していませんQ69初級スートブロワ・すす吹き装置・伝熱面清掃
スートブロワ(すす吹き装置)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: スートブロワは、蒸気又は圧縮空気をノズルから噴射して、過熱器・エコノマイザ・空気予熱器などの伝熱面の外面に付着したすすや灰を吹き払う装置です。付着物を放置すると伝熱が阻害されてボイラー効率が低下するほか、煙道の通風抵抗も増加するため、運転中に定期的にすす吹きを行います。過熱器付近…
- 正解済みまだ正解していませんQ70初級熱損失・排ガス熱損失・放散熱
ボイラーの熱損失に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ボイラーの熱損失には、排ガスの保有熱による損失、不完全燃焼ガスによる損失、燃えがら中の未燃分による損失、本体表面からの放散熱による損失などがありますが、一般に最も大きいのは排ガスが持ち去る熱による損失です。これを減らすには、エコノマイザや空気予熱器で排ガスの熱を回収し、排ガス温度…
- 正解済みまだ正解していませんQ71初級温水ボイラー・逃がし管・逃がし弁
温水ボイラーの附属品に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 温水ボイラーでは、水温の上昇に伴う水の膨張を逃がすために逃がし管又は逃がし弁を設けます。逃がし管はボイラーと開放型膨張タンクを結ぶ管であり、途中に弁やコックを設けてはなりません。誤って閉止されると膨張分の逃げ場がなくなり、内部圧力が異常上昇して危険だからです。また、凍結によって閉…
- 正解済みまだ正解していませんQ72中級炉筒・波形炉筒・平形炉筒
炉筒煙管ボイラーなどに用いられる炉筒に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 炉筒は内部で燃料が燃焼する円筒であり、周囲のボイラー水の圧力を外側から受けるため、外圧による圧縮応力が作用します。内圧による引張応力を受ける胴とは応力の受け方が逆である点に注意が必要です。波形炉筒は炉筒の板を波形に成形したもので、平形炉筒に比べて熱による伸縮を波形部で吸収しやすく…
- 正解済みまだ正解していませんQ73中級沸水防止管・気水分離・キャリオーバ
丸ボイラーの蒸気取出口部に設けられる沸水防止管に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 沸水防止管は、丸ボイラーの主蒸気取出口の直下の水面付近に設けられる大径の管で、上面に多数の小穴があけられています。蒸気はこの小穴から管内に入り、流れの向きが変わる際に水滴が分離されて蒸気側への水分の同伴が軽減されます。分離された水は管の端部などから胴内に戻ります。ただし、沸水防止…
- 正解済みまだ正解していませんQ74中級給水弁・給水逆止弁・取付け順序
ボイラーの給水弁及び給水逆止弁の取付けに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 給水弁と給水逆止弁をボイラーに取り付ける場合は、給水弁をボイラーに近い側に、給水逆止弁を給水ポンプ側に取り付けます。このように配置しておけば、逆止弁が故障したときに給水弁を閉止することでボイラー内の圧力を遮断でき、ボイラーを運転したまま逆止弁の分解・修理が可能となります。順序を逆…
- 正解済みまだ正解していませんQ75中級水位制御・単要素式・二要素式
ボイラーの水位制御方式が検出する量の組合せに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ボイラーの水位制御には単要素式、二要素式、三要素式があります。単要素式は水位のみを検出して給水量を調節する最も簡単な方式で、負荷変動の小さい小容量ボイラーに用いられます。二要素式は水位と蒸気流量の2つを検出する方式で、負荷の変化を蒸気流量の変化として先に捉えて給水量を調節できるた…
- 正解済みまだ正解していませんQ76中級伸縮継手・エキスパンションジョイント・熱膨張
蒸気配管に設ける伸縮継手(エキスパンションジョイント)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蒸気配管は、蒸気を通すと常温から高温まで大きな温度変化を受けるため、熱膨張によって管が伸縮します。この伸縮を吸収せずに配管を固定すると、配管や接続部に過大な力が加わって破損の原因となるため、伸縮継手を設けます。形式には、配管自体をループ状に曲げた湾曲形、蛇腹状の金属部で伸縮を吸収…
- 正解済みまだ正解していませんQ77上級蒸気アキュムレータ・変圧式・定圧式
蒸気アキュムレータに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蒸気アキュムレータは、ボイラーの負荷変動を緩和するための蓄熱装置です。変圧式は送気側の蒸気系統に設置され、低負荷時の余剰蒸気をタンク内の水中に吹き込んで凝縮させ、高温高圧の飽和水として熱を蓄えます。負荷が増大して蒸気が不足するとタンクの内部圧力を下げ、飽和水の一部を再蒸発(フラッ…
- 正解済みまだ正解していませんQ78上級マンホール・だ円形・周方向応力
ボイラーの胴に設けるだ円形のマンホールの配置に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 内圧を受ける円筒胴では、周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍になります。胴に穴をあけると、この大きい周方向応力を受け持つ長手方向の断面が欠損しますが、その欠損量は穴の軸方向(長手方向)の寸法で決まります。そこで、だ円形のマンホールは短径を胴の長手方向に、長径を周方…
ボイラーの構造の出題傾向 — 収録全78問の分析
ぴよパスに収録している一級ボイラー技士「ボイラーの構造」のオリジナル練習問題 全78問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級27問・中級33問・上級18問の全78問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 丸ボイラー6問
- 蒸発潜熱6問
- 保有水量4問
- 比エンタルピー4問
- 飽和蒸気3問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
このうち赤外線を検出する方式は、火炎が消えていても赤熱した炉壁や耐火物からの放射に反応して火炎ありと誤判定するおそれがあるため、取付け位置や向きに注意が必要です。
→ Q47 ボイラーの火炎検出器に関する記述として、正しいものはどれか。 で確認する顕熱の計算では、必ず「上げたい温度」から「初めの温度」を引いた温度差を用いる点に注意が必要です。
→ Q53 20℃の水200kgを大気圧のもとで100℃まで加熱するために必要な熱量として、最も近いも… で確認する
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