一級ボイラー技士 ボイラーの構造 練習問題 第60問: ある圧力において、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが2,770kJ/kg、その圧力の飽和温度が180℃である。この蒸気を過熱器で300℃まで過熱したときの過熱蒸気の
ある圧力において、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが2,770kJ/kg、その圧力の飽和温度が180℃である。この蒸気を過熱器で300℃まで過熱したときの過熱蒸気の比エンタルピーとして、最も近いものはどれか。ただし、過熱蒸気域における平均定圧比熱を2.1kJ/(kg・K)とする。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 2. 3,022kJ/kg
過熱蒸気の比エンタルピーは、乾き飽和蒸気の比エンタルピーに、過熱によって加えられた熱量(平均定圧比熱×過熱度)を加えて求められます。過熱度は過熱蒸気温度と飽和温度の差であり、300−180=120K です。したがって過熱によって加わる熱量は2.1×120=252kJ/kg、過熱蒸気の比エンタルピーは2,770+252=3,022kJ/kg となり、選択肢2が正解です。過熱分を加えないと飽和蒸気のままの2,770kJ/kg(選択肢3)、過熱度を飽和温度180で誤ると2,770+2.1×180=3,148kJ/kg(選択肢4)、過熱蒸気温度300をそのまま用いると2,770+2.1×300=3,400kJ/kg(選択肢5)となります。過熱度は必ず飽和温度を差し引いた温度差である点が要点です。
関連キーワード: 過熱蒸気・過熱度・比エンタルピー・定圧比熱・飽和温度
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