一級ボイラー技士 ボイラーの構造 練習問題 第78問: ボイラーの胴に設けるだ円形のマンホールの配置に関する記述として、正しいものはどれか。
ボイラーの胴に設けるだ円形のマンホールの配置に関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 長径を胴の周方向に、短径を胴の長手方向に向けて配置する。周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍と大きく、穴による強度の低下を小さく抑えるためである。
内圧を受ける円筒胴では、周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍になります。胴に穴をあけると、この大きい周方向応力を受け持つ長手方向の断面が欠損しますが、その欠損量は穴の軸方向(長手方向)の寸法で決まります。そこで、だ円形のマンホールは短径を胴の長手方向に、長径を周方向に向けて配置し、大きい応力に対する断面の欠損と穴の縁の応力集中を小さく抑えます。したがって選択肢1が正しく、長径を長手方向に向けるとした選択肢3・4は配置も理由も誤りです。マンホールの向きは応力と密接に関係するため任意に決めてよいものではなく、溶接線を避けることが長径の向きを決める理由でもありません。
関連キーワード: マンホール・だ円形・周方向応力・長手方向・応力集中
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