一級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第49問: 煙突の高さが40 m、外気の密度が1.25 kg/m³、煙突内ガスの平均密度が0.80 kg/m³のとき、この煙突の自然通風力(理論通風力)として最も近い値はど
煙突の高さが40 m、外気の密度が1.25 kg/m³、煙突内ガスの平均密度が0.80 kg/m³のとき、この煙突の自然通風力(理論通風力)として最も近い値はどれか。ただし、重力加速度は9.8 m/s²とする。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 2. 約176 Pa
自然通風力(理論通風力)Z は、煙突内外のガスの密度差による浮力から Z = (ρa − ρg) × g × H で求められます(ρa:外気の密度、ρg:煙突内ガスの平均密度、g:重力加速度、H:煙突高さ)。数値を代入すると、Z = (1.25 − 0.80) × 9.8 × 40 = 0.45 × 9.8 × 40 = 176.4 Pa となり、最も近い値は約176 Paで選択肢2が正解です。選択肢5の約88 Paは高さを半分(20 m)として計算した場合などに相当する誤答、選択肢4の約353 Paは正解の約2倍で密度差の取り方を誤った場合の値です。選択肢1・3に対応する正しい計算過程はありません。この式から、煙突が高いほど、また煙突内ガスの温度が高い(密度が小さい)ほど通風力が大きくなることが分かります。なお、実際に炉内の通風に利用できる力は、煙突内壁の摩擦抵抗やガスの放熱による温度低下があるため、この理論値より小さくなります。
関連キーワード: 自然通風力・煙突・密度差・通風計算・理論通風力
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