冷凍 3 種は現行紙のマークシート方式 (法令 60 分 + 保安管理 90 分 = 計 150 分)。計算問題が少なく時間に余裕がある分、マークシートの塗り間違い・塗り忘れ対策と時間配分の体得が本番の差を分けます。
結論: 紙マークシート×時間余裕×CBT見送りの3点で本番対策を組む
冷凍 3 種の本番対策は、「紙マークシート方式の塗り間違い対策」「150 分の時間配分体得」「CBT 化見通しの現状整理」の 3 点で組み立てます。2026 年 5 月時点で CBT 化のスケジュールは公表されておらず、当面は紙試験が続く見通し。計算問題が少なく時間に余裕がある試験ですが、油断するとマークシート関連のミスで取れたはずの問題を落とします。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試験形式 | 紙のマークシート (5 肢択一) |
| 試験時間 | 法令 60 分 / 保安管理技術 90 分 / 計 150 分 |
| 問題数 | 法令 20 問 / 保安管理 15 問 / 計 35 問 |
| 1 問あたり時間 | 法令 3 分 / 保安管理 6 分 |
| 合格基準 | 各科目 60% 以上 |
| 試験日 | 年 1 回 (11 月第 2 日曜日) |
| CBT 化見通し | 2026 年 5 月時点で公表なし、当面紙試験 |
編集部の見立てでは、本番でアウトプットに失敗する人の多くは「マークシートの塗り間違い」「時間余裕の油断」「メモリーダンプ未実施」のいずれかに当てはまります。冷凍 3 種は時間に余裕があるからこそ、最後 10-15 分の見直しでケアレスミスを潰せるかどうかで合格率が変わります。
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試験の前提を再確認
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 試験実施機関 | 高圧ガス保安協会 (KHK) |
| 試験日 | 11 月第 2 日曜日 (年 1 回) |
| 申込期間 | 8 月下旬〜9 月上旬 |
| 受験料 | 10,300 円 (書面) / 9,800 円 (電子申請) |
| 試験会場 | 全国主要都市 (各都道府県 1-2 会場) |
| 試験時間 | 法令 60 分 / 保安管理 90 分 (休憩あり) |
| 合格発表 | 翌年 1 月上旬 |
| 合格率 | 約 30-40% |
対策 1: マークシート (5 肢択一) の塗り間違い防止
| ミス類型 | 発生原因 | 防止策 |
|---|---|---|
| 1 問ズレて塗る | 1 問飛ばしたのを忘れる | 5 問ごとに問題番号と解答欄を照合 |
| 塗り忘れ | 後で戻ろうとして忘れる | 飛ばす問題には印を付け最後にチェック |
| 薄い塗り | 鉛筆の濃さ不足 | HB 鉛筆ではっきり塗る、Bを使うのもあり |
| 二重マーク | 修正の消し忘れ | 消しゴムで完全に消してから塗り直し |
| 解答欄からはみ出し | 枠を意識せず塗る | 枠内に収める、塗り潰しは円形に |
5 問ごとの番号照合 が最強の防止策。1 問ズレに気づかず 10 問解いてしまうと、戻って修正する時間ロスが致命的になります。
対策 2: 150 分の時間配分体得
法令 60 分 (20 問・1 問 3 分)
| ステップ | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| メモリーダンプ | 1-2 分 | 製造者区分・選任要件を余白に書き出す |
| 第 1 周 (即答できる問題) | 30 分 | 暗記中心の問題を高速解答 |
| 第 2 周 (難問) | 15 分 | 飛ばした問題に戻る |
| 見直し + マークシート確認 | 10-15 分 | 塗り忘れ・塗り間違いチェック |
保安管理技術 90 分 (15 問・1 問 6 分)
| ステップ | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| メモリーダンプ | 2-3 分 | p-h 線図 4 状態点・冷凍サイクルを余白に |
| 第 1 周 (概念問題) | 40 分 | p-h 線図・冷凍サイクルの問題 |
| 第 2 周 (計算問題) | 25 分 | 冷凍能力・成績係数の計算 |
| 第 3 周 (難問) | 10 分 | 飛ばした問題に戻る |
| 見直し + マークシート確認 | 10-15 分 | 塗り忘れ・塗り間違いチェック |
保安管理は p-h 線図の問題が頻出で、1 問あたり 6 分の時間配分を体得しているかどうかで合否が分かれます。
対策 3: CBT 化の見通し — 当面は紙試験継続
| 試験 | CBT 化状況 (2026 年 5 月時点) |
|---|---|
| 冷凍 3 種 | 紙試験 (CBT 化スケジュール未公表) |
| 冷凍 2 種・1 種 | 紙試験 |
| 危険物乙4 | 紙試験 (CBT 未導入) |
| ITパスポート | 完全 CBT 化済 |
| FP3 級 | 完全 CBT 化済 (2025 年) |
冷凍 3 種は当面 (2-3 年程度) 紙試験継続見通しですが、申込時に最新の試験要綱で形式を確認するのが安全。CBT 化された場合も知識面の対策は変わらず、操作練習を 1-2 時間追加するだけで対応可能です。
本番の持ち物リスト
| 区分 | 持ち物 | 必須/推奨 |
|---|---|---|
| 必須 | 受験票 | 必須 |
| 必須 | 写真付き身分証 (運転免許/マイナンバー等) | 必須 |
| 必須 | HB 鉛筆 (2-3 本) | 必須 |
| 必須 | 消しゴム | 必須 |
| 推奨 | 腕時計 (デジタル可) | 推奨 (会場時計が見にくい場合) |
| 推奨 | 鉛筆削り | 推奨 |
| 推奨 | お茶/水 | 推奨 (試験中は飲水不可) |
| 推奨 | 防寒着 | 推奨 (11 月の試験は会場が冷える) |
| 不要 | 電卓 | 持ち込み禁止 |
| 不要 | スマートフォン | 試験中は電源 OFF |
試験開始直後のメモリーダンプ手順
試験開始の合図と同時に、問題冊子の余白に重要事項を書き出します。
法令科目のメモリーダンプ (1-2 分)
製造者区分:
第一種 = 冷凍能力 50t 以上
第二種 = 冷凍能力 3t 以上 50t 未満
保安責任者選任:
第一種・第二種で選任義務
危害予防規程:
第一種製造者で策定
完成検査:
製造施設の設置/変更時
保安管理技術のメモリーダンプ (2-3 分)
冷凍サイクル 4 工程:
圧縮 → 凝縮 → 膨張 → 蒸発
p-h 線図 4 状態点:
1: 圧縮機入口 (過熱蒸気)
2: 圧縮機出口 (高温過熱蒸気)
3: 凝縮器出口 (過冷却液)
4: 膨張弁出口 (湿り蒸気)
成績係数:
COP = 冷凍効果 / 圧縮仕事
試験固有性 — 計算問題が少ない冷凍 3 種ならではの戦略
| 特徴 | 戦略 |
|---|---|
| 計算問題が少ない (5 肢択一の暗記中心) | 第 1 周で 30 問解答可能、見直し時間を確保 |
| p-h 線図問題が頻出 | メモリーダンプで 4 状態点を最初に書き出す |
| 法令の数値暗記 | 製造者区分・選任要件を余白に書き出して参照 |
| 時間に余裕がある | 油断せず見直しに最低 10 分は確保 |
| 5 肢択一 | 消去法で 2 択まで絞れれば 50% の確率 |
落ちる人の典型 4 パターン
- マークシートを 1 問ズレて塗り続ける — 5 問ごとに番号確認しないと、10 問解いてからズレに気づき修正で時間ロス
- 時間が余って早く退出する — 見直しせず退出すると塗り忘れ・薄塗りでの失点が残る。時間ギリギリまで残るのが鉄則
- メモリーダンプを省略する — 試験中盤で「あれ、製造者区分の数値は?」となり、書き出しておけば防げた失点が出る
- 持ち物の鉛筆を 1 本だけ持参 — 試験中に折れたり芯が丸くなったりすると塗りが遅くなる。HB 鉛筆を 2-3 本準備
残り時間別の本番対策強化ポイント
| 残り | 強化ポイント |
|---|---|
| 1 ヶ月以上 | 模試 3 回で時間配分体得、メモリーダンプ手順を確立 |
| 2 週間 | 模試 2 回で本番ペース確認、塗り方の最終確認 |
| 1 週間 | 持ち物リスト準備、メモリーダンプの内容を最終確認 |
| 試験前日 | 持ち物セット、受験票と身分証を玄関に置く、早寝 |
| 試験当日 | 1 時間前に会場到着、メモリーダンプ内容を最後に頭で再現 |
向く人 / 向かない人
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| 模試で時間配分を体得済み | 模試を受けたことがない人 |
| マークシート試験の経験あり | マークシート初体験 (高校卒業以来) |
| メモリーダンプ手順を準備済み | 試験開始即解答派 |
| 11 月の防寒対策を準備できる | 服装に無頓着な人 |
向かない人に該当するなら、本番前に最低 2-3 回の模試を消化して、マークシートと時間配分に慣れておく必要があります。
チェックリスト
- 模試を最低 2 回 (理想 3-4 回) 本番形式で消化する
- メモリーダンプの内容 (製造者区分・p-h 線図 4 点・選任要件) を確立
- 持ち物リスト 5 点 (受験票・身分証・HB 鉛筆 2-3 本・消しゴム・腕時計) を試験前日に準備
- マークシートの塗り方 (5 問ごと番号照合) を模試で体得
- 法令 60 分・保安管理 90 分の時間配分を模試で再現できる
- 最後 10-15 分の見直し時間を確保する習慣を体得
- 11 月の防寒対策を準備する (会場が冷える)
まとめ
冷凍 3 種の本番対策は「紙マークシート (5 肢択一) の塗り間違い対策」「150 分の時間配分体得 (法令 60 分・保安管理 90 分)」「CBT 化見通しの現状整理 (当面紙試験継続)」の 3 点で組みます。計算問題が少なく時間に余裕がある分、最後 10-15 分の見直しでケアレスミスを潰せるかが勝負。試験開始直後のメモリーダンプ (製造者区分・p-h 線図 4 点・選任要件を余白に書き出し) を模試で習得し、5 問ごとの番号照合を体得すれば、合格率 30-40% のうち上位に入れます。
出典
- 高圧ガス保安協会 第三種冷凍機械責任者試験 — 試験要綱・試験形式・持ち物・合格基準
- 高圧ガス保安法 (昭和 26 年法律第 204 号)
- 冷凍保安規則 — 冷凍保安責任者選任要件

































































