一級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第59問: 高さ30 mの煙突について、外気温度27℃、煙突内ガスの平均温度273℃のときの自然通風力(理論通風力)として最も近い値はどれか。ただし、0℃・標準状態の気体の
高さ30 mの煙突について、外気温度27℃、煙突内ガスの平均温度273℃のときの自然通風力(理論通風力)として最も近い値はどれか。ただし、0℃・標準状態の気体の密度を1.29 kg/m³、密度は絶対温度に反比例するものとし、重力加速度を9.8 m/s²とする。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 3. 約155 Pa
自然通風力Zは煙突内外のガスの密度差による浮力から Z=(ρa−ρg)×g×H で求められます(ρa:外気の密度、ρg:煙突内ガスの平均密度、g:重力加速度、H:煙突高さ)。まず0℃・標準状態の密度1.29 kg/m³を基準に、密度は絶対温度に反比例する(ρ=1.29×273/T)ことを用いて各密度を求めます。外気温度27℃(300 K)ではρa=1.29×273/300≒1.17 kg/m³、煙突内ガス温度273℃(546 K)ではρg=1.29×273/546=0.645 kg/m³。密度差は1.17−0.645≒0.53 kg/m³。これより Z=0.53×9.8×30≒155 Pa となり、選択肢3が正解です。選択肢4の約190 Paは外気の密度を温度補正せず1.29 kg/m³のまま計算した誤り、その他の選択肢も温度補正や密度差の取り方を誤った値です。この計算から、煙突が高いほど、また煙突内ガス温度が高い(密度が小さい)ほど通風力が大きくなることが分かります。
関連キーワード: 自然通風力・煙突・密度差・絶対温度・通風計算
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