一級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第64問: 硫黄分3%(質量%)を含む重油1 kgを完全燃焼させたとき、生成する二酸化硫黄(SO₂)の質量として最も近い値はどれか。ただし、硫黄の原子量を32、酸素の原子量
硫黄分3%(質量%)を含む重油1 kgを完全燃焼させたとき、生成する二酸化硫黄(SO₂)の質量として最も近い値はどれか。ただし、硫黄の原子量を32、酸素の原子量を16とする。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 約0.06 kg
硫黄の燃焼反応は S + O₂ → SO₂ です。硫黄の原子量は32、SO₂の分子量は 32+16×2=64 なので、硫黄32 kgからSO₂は64 kg、すなわち硫黄1 kgからSO₂は2 kg生成します。重油1 kg中の硫黄分は 1×0.03=0.03 kg ですから、生成するSO₂は 0.03×64/32=0.03×2=0.06 kg となり、選択肢1が正解です。選択肢5の約0.03 kgは硫黄の質量をそのままSO₂の質量としてしまい、SO₂への分子量換算(2倍)を忘れた誤答です。選択肢4の約0.015 kgは逆に2で割ってしまった誤り、選択肢2・3に対応する計算上の根拠はありません。この計算から分かるとおり、SO₂の生成量は燃料中の硫黄分に正比例するため、SOx対策の基本は硫黄分の少ない燃料を選ぶことにあります。
関連キーワード: SO₂・硫黄分・燃焼計算・化学量論・重油
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