一級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第65問: 高位発熱量が45,000 kJ/kg、水素分12%、水分1%(いずれも質量%)の重油がある。この重油の低位発熱量として最も近い値はどれか。ただし、低位発熱量の近
高位発熱量が45,000 kJ/kg、水素分12%、水分1%(いずれも質量%)の重油がある。この重油の低位発熱量として最も近い値はどれか。ただし、低位発熱量の近似式 LHV=HHV−2,500×(9h+w) [kJ/kg](h:水素分の質量分率、w:水分の質量分率)を使用すること。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 5. 約42,300 kJ/kg
低位発熱量は、高位発熱量から燃焼で生成する水蒸気の潜熱分を差し引いて求めます。水素1 kgの燃焼で水は9 kg生成する(H₂+1/2O₂→H₂Oで分子量2の水素から分子量18の水が生成)ため、水素分h と燃料中の水分w を用いて LHV=HHV−2,500×(9h+w) と近似できます(2,500 kJ/kgは水の蒸発潜熱の近似値)。h=0.12、w=0.01を代入すると、9h+w=9×0.12+0.01=1.08+0.01=1.09。潜熱分は 2,500×1.09=2,725 kJ/kg。よって LHV=45,000−2,725=42,275≒42,300 kJ/kg となり、選択肢5が正解です。選択肢2の約44,700 kJ/kgは水素の係数9を掛け忘れて 2,500×(0.12+0.01)=325 kJ/kgだけを引いた誤答、選択肢3の約47,700 kJ/kgは潜熱分を引くべきところを加えてしまった誤りです。選択肢4・1に対応する計算上の根拠はありません。
関連キーワード: 低位発熱量・高位発熱量・蒸発潜熱・水素分・燃焼計算
次のステップ
この問題が解けたら、本試験はどうですか?
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月480円)本番と同じ制限時間
他の科目もチェック
解いた後に読みたい解説記事
- ボイラー1級
【2026年版】一級ボイラー技士のテキストおすすめ|参考書の選び方と計算問題対策
一級ボイラー技士のテキスト・参考書の選び方を解説。二級より選択肢が少ない市場で、日本ボイラ協会公式テキストを軸に4科目(構造・取扱い・燃料燃焼・法令)を攻略する教材構成と、計算問題対策に特化した教材の活用法を紹介します。優先順位と今日からの学習手順が分かり、独学にも使えます。
- ボイラー1級
一級ボイラー技士は独学か講習か|水管・計算・実務経験で決める (2026年版)
一級ボイラー技士は、二級の延長で独学できる人と、受験準備講習を足した方が早い人に分かれます。受験資格、免許申請の実務経験、水管ボイラー、計算、費用を2026年時点の公式情報で整理します。
- ボイラー1級
一級ボイラー技士の過去問は無料でダウンロードできる|公式PDFの入手先と演習量の確保のしかた
一級ボイラー技士の過去問は、試験を実施する安全衛生技術試験協会が公表試験問題として無料公開しています。いまダウンロードできるのはPDF2本。入手先と、2級より市販教材が薄いこの試験で演習量をどう確保するかを整理しました。


