一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第50問: 復水・給水系統の腐食とその防止に関する記述として、正しいものはどれか。
復水・給水系統の腐食とその防止に関する記述として、正しいものはどれか。
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正解: 1. 給水中の炭酸水素塩などがボイラー内で熱分解して生じた二酸化炭素が蒸気に同伴し、復水に溶け込んで炭酸を生成しpHを低下させることが、復水系統の腐食の主な原因の一つである。
給水中に含まれる炭酸水素塩(重炭酸塩)などは、ボイラー内の高温で熱分解して二酸化炭素を発生させます。この二酸化炭素は蒸気とともに送気され、蒸気が凝縮する復水系統で復水に溶け込んで炭酸を生成し、復水のpHを低下させて配管などの腐食を引き起こします。防止には、復水中の炭酸を中和してpHを引き上げる中和性アミン(モルホリン、シクロヘキシルアミンなど)や、金属表面に撥水性の保護皮膜を作って水や炭酸との接触を断つ皮膜性アミン(オクタデシルアミンなど)が用いられます。選択肢2はpHをさらに下げる点が逆で誤り、選択肢3と4は中和性アミンと皮膜性アミンの作用機構を入れ替えて説明しているため誤りです。腐食の原因物質は給水由来であるため、給水の水質管理と密接に関係しており、選択肢5も誤りです。
関連キーワード: 復水系統の腐食・二酸化炭素・炭酸・中和性アミン・皮膜性アミン
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