一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第54問: ボイラーの清缶剤(ボイラー用薬剤)の分類と用途に関する記述A〜Dのうち、正しいものの組み合わせはどれか。 A:軟化剤は、缶水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラ
ボイラーの清缶剤(ボイラー用薬剤)の分類と用途に関する記述A〜Dのうち、正しいものの組み合わせはどれか。 A:軟化剤は、缶水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えて、伝熱面へのスケール付着を防ぐもので、炭酸ナトリウム・りん酸ナトリウムなどがある。 B:脱酸素剤は、缶水中の溶存酸素を除去するもので、亜硫酸ナトリウム・ヒドラジンなどがある。 C:スラッジ調整剤は、スラッジが伝熱面に固着してスケールになるのを防ぐもので、タンニン・リグニンなどがある。 D:pH及びアルカリ度調整剤には、塩酸・硫酸などの酸が用いられる。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 4. A・B・Cのみ正しい。
A:軟化剤は缶水中のカルシウム・マグネシウム分と反応して不溶性のスラッジ(軟質沈殿物)を生成させ、硬いスケールとして伝熱面に付着するのを防ぎます。炭酸ナトリウム・りん酸ナトリウムなどが用いられ、正しい記述です。B:脱酸素剤は溶存酸素による腐食(点食など)を防ぐために酸素を化学的に除去するもので、亜硫酸ナトリウム・ヒドラジンなどが代表的で、正しい記述です。C:スラッジ調整剤は、生成したスラッジが伝熱面に固着してスケール化するのを防ぎ、ブローで排出しやすい状態に保つもので、タンニン・リグニン・でんぷんなどがあり、正しい記述です。D:pH及びアルカリ度調整剤は、缶水を適正な弱アルカリ性に保つために添加するもので、水酸化ナトリウム・炭酸ナトリウムなどの「アルカリ」が用いられます。塩酸・硫酸などの酸を加えるとpHが低下して酸腐食を招くため誤りです。したがって正しいのはA・B・Cの3つです。
関連キーワード: 清缶剤・軟化剤・脱酸素剤・スラッジ調整剤・pH調整剤
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