一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第57問: キャリオーバによって生じる障害に関する記述として、誤っているものはどれか。
キャリオーバによって生じる障害に関する記述として、誤っているものはどれか。
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正解: 4. キャリオーバが発生すると蒸気の乾き度が高まり、蒸気の質が向上する。
キャリオーバは、ボイラー水(水滴)や溶解物・泡が蒸気に同伴して缶外へ運び出される現象です。これにより蒸気の純度が低下し(1)、過熱器に水分やスケール分が入り込んで過熱器の焼損・破損を招き(2)、蒸気とともに運ばれた水分が配管内で水撃作用(ウォーターハンマー)を起こし(3)、蒸気系統の自動制御弁や蒸気トラップの作動不良を招く(5)など、多くの障害の原因となります。キャリオーバは蒸気に水分が混入する現象であり、蒸気の乾き度は逆に低下し、蒸気の質は悪化します。したがって「乾き度が高まり質が向上する」という記述は誤りです(4)。キャリオーバの防止には、缶水濃度の管理・適正水位の維持・急激な負荷変動の回避などが重要です。
関連キーワード: キャリオーバ・蒸気純度・過熱器焼損・水撃作用・蒸気トラップ
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