一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第60問: ボイラーのアルカリ腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
ボイラーのアルカリ腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
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正解: 2. アルカリ腐食は、局部的に濃縮した高濃度の水酸化ナトリウム(遊離アルカリ)が、鉄の保護皮膜(マグネタイト)を溶解することによって伝熱面に生じる腐食である。
アルカリ腐食は、伝熱面の熱負荷が高い部分やスケールの下などで缶水が局部的に蒸発濃縮し、水酸化ナトリウム(遊離アルカリ)の濃度が異常に高くなった箇所で、鉄の表面を覆う保護皮膜(マグネタイト、Fe₃O₄)がアルカリに溶解されて進行する腐食です。適正な弱アルカリ性(マグネタイト皮膜が安定に保たれるpH域)では鉄は保護されますが、局部濃縮によって過度の高アルカリになると皮膜が破壊されて腐食します。酸性で鉄が溶出するのは酸腐食であり、アルカリ腐食とは逆です(1は誤り)。pHを高く保つほど遊離アルカリが増えてアルカリ腐食を助長するため、防止にはpHを過度に高くしないこと・局部濃縮を避けることが重要です(3は誤り)。アルカリ腐食は高濃度アルカリによる皮膜溶解が原因であり、溶存酸素の有無に関わらず発生し得ます(4は誤り)。水酸化ナトリウム濃度が高いほど発生しやすくなるため、濃度が低いほど発生しやすいという記述も誤りです(5は誤り)。
関連キーワード: アルカリ腐食・遊離アルカリ・水酸化ナトリウム・マグネタイト・局部濃縮
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