一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第70問: あるボイラーにおいて、給水の全溶解固形物(TDS)濃度は20mg/Lであり、ボイラー水のTDS濃度を2,000mg/L以下に維持したい。蒸気に持ち出される固形物
あるボイラーにおいて、給水の全溶解固形物(TDS)濃度は20mg/Lであり、ボイラー水のTDS濃度を2,000mg/L以下に維持したい。蒸気に持ち出される固形物は無視できるものとすると、定常状態でこの濃度を維持するために必要な最小の連続吹出し率(給水量に対する吹出し量の割合)はどれか。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 1%
定常状態では、給水によって持ち込まれる固形物量と吹出しによって排出される固形物量が等しくなります(蒸気は固形物を運ばないと仮定)。給水量をF、吹出し量をB、給水濃度をCf、ボイラー水濃度をCbとすると、F×Cf=B×Cbが成り立ち、必要な吹出し率はB/F=Cf/Cb=20/2,000=0.01、すなわち1%となります。これはボイラー水が給水の100倍に濃縮された状態(濃縮倍数100)で釣り合うことを意味します。吹出し率0.1%ではボイラー水は20×1,000=20,000mg/Lまで、0.5%では20×200=4,000mg/Lまで濃縮されて上限の2,000mg/Lを超えてしまうため不足です。2%や10%であれば濃度はそれぞれ1,000mg/L、200mg/Lに維持できますが、吹出しに伴う熱損失・水損失が大きくなり「必要な最小の吹出し率」ではないため、正解は1%です。
関連キーワード: 連続吹出し・ブロー率・TDS・濃縮倍数・物質収支
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