日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第49問: 次は当社の当期の直接原価計算による損益計算書の一部である。変動費と貢献利益の金額は明らかにされていない。この資料から求められる貢献利益率と損益分岐点売上高の組合
次は当社の当期の直接原価計算による損益計算書の一部である。変動費と貢献利益の金額は明らかにされていない。この資料から求められる貢献利益率と損益分岐点売上高の組合せとして正しいものはどれか。 [直接原価計算による損益計算書 (一部)] I 売上高 12,000,000円 II 変動費 ( ? ) 貢献利益 ( ? ) III 固定費 4,200,000円 (固定製造原価2,800,000円+固定販売費及び一般管理費1,400,000円) 営業利益 600,000円
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 4. 貢献利益率 40% ・ 損益分岐点売上高 10,500,000円
直接原価計算の損益計算書は「売上高−変動費=貢献利益」「貢献利益−固定費=営業利益」という構造なので、営業利益と固定費が分かれば貢献利益を逆算できます。貢献利益=営業利益600,000円+固定費4,200,000円=4,800,000円。よって貢献利益率=4,800,000円÷12,000,000円=0.4 (40%) です (このとき変動費は12,000,000円−4,800,000円=7,200,000円、変動費率60%)。損益分岐点売上高=固定費÷貢献利益率=4,200,000円÷0.4=10,500,000円となり、選択肢4が正解です。検算すると、売上高10,500,000円のとき貢献利益は10,500,000円×0.4=4,200,000円で固定費と一致し営業利益はゼロになります。選択肢2の60%は変動費率であり、貢献利益率と取り違えた誤りです (その結果、損益分岐点売上高も4,200,000円÷0.6=7,000,000円と過小になっています)。選択肢3の35%は固定費4,200,000円が売上高12,000,000円に占める割合であり、貢献利益率ではありません。この誤った率で計算すると損益分岐点売上高が実際売上高と同額の12,000,000円になってしまい、営業利益600,000円が計上されている事実と矛盾します。選択肢1は貢献利益率は正しいものの、損益分岐点売上高として貢献利益の金額4,800,000円をそのまま答えた誤りです。損益分岐点売上高は固定費を貢献利益率で割って求めます。
関連キーワード: 直接原価計算・貢献利益率・逆算・損益分岐点売上高・変動費率
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