日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第13問: 次の資料にもとづき、棚卸減耗損を売上原価に算入するための決算整理仕訳 (振替仕訳) として正しいものはどれか。 ・期末商品の帳簿棚卸数量 800個、実地棚卸数量
次の資料にもとづき、棚卸減耗損を売上原価に算入するための決算整理仕訳 (振替仕訳) として正しいものはどれか。 ・期末商品の帳簿棚卸数量 800個、実地棚卸数量 780個 ・取得原価 @600円 (正味売却価額の下落はない) ・当社は売上原価を仕入勘定で算定しており、棚卸減耗損はすでに繰越商品勘定から独立の科目として計上済みである。棚卸減耗損は全額が原価性を有するものとして売上原価に算入する。
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正解: 2. (借) 仕入 12,000 / (貸) 棚卸減耗損 12,000
棚卸減耗損の金額は数量の減少分を取得原価で評価し、(800個 − 780個) × @600円 = 12,000円 です。これを売上原価に算入するには、すでに計上済みの棚卸減耗損勘定を貸方で消し、売上原価を算定している仕入勘定へ借方で振り替えます。よって「(借) 仕入 12,000 / (貸) 棚卸減耗損 12,000」が正解で、損益計算書上は独立表示されず売上原価の内訳 (期末商品棚卸高の下の加算項目) として売上原価に含まれて表示されます。選択肢1は貸借が逆で、仕入勘定を減らして棚卸減耗損を二重計上する形になり、売上原価が過少になります。選択肢3は貸方を繰越商品としていますが、繰越商品からの減額は棚卸減耗損を計上した時点ですでに済んでいるため、これを行うと繰越商品を二重に減額してしまい誤りです。選択肢4は棚卸減耗損そのものを計上する仕訳であり、本問ではその仕訳は計上済みと明示されているため、売上原価への振替仕訳としては誤りです。なお、減耗が異常な原因により生じ原価性がない場合には、売上原価に算入せず営業外費用または特別損失に表示します。
関連キーワード: 棚卸減耗損・売上原価算入・原価性・仕入勘定・決算整理
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