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日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第32問: 引当金の計上に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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初級決算・財務諸表

引当金の計上に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

解答と解説を先に見る(クリックで展開)

正解: 1. 将来の特定の費用または損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ金額を合理的に見積ることができる場合には、当期の負担に属する金額を当期の費用または損失として引当金に繰り入れる

引当金は、(1) 将来の特定の費用または損失であること、(2) その発生が当期以前の事象に起因すること、(3) 発生の可能性が高いこと、(4) 金額を合理的に見積ることができること、という4つの要件をすべて満たす場合に計上します。この4要件を正しく述べた選択肢1が正解です。選択肢2は要件(3)に反します。発生の可能性が低い偶発事象について引当金を計上すると、利益を不当に圧縮する過度の保守主義となり認められません(必要に応じて偶発債務として注記します)。選択肢3は要件(4)に反します。金額を合理的に見積ることができない場合は引当金を計上できません。根拠のない概算額の計上は利益操作につながるためです。選択肢4は要件(2)に反します。発生原因が翌期以降の事象にあるものは翌期以降の費用であり、当期に引当金を設定すると費用収益対応の原則に反します。なお、4要件を満たす場合の引当金の計上は容認ではなく強制であり、「計上することができる」ではなく「計上しなければならない」点にも注意が必要です。

関連キーワード: 引当金・引当金の設定要件・費用収益対応の原則・偶発債務

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