日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第43問: 次の資料にもとづき、X8年3月31日を決算日とする貸借対照表において、借入金が流動負債と固定負債にそれぞれいくら表示されるか、正しい組合せを選びなさい。 ・決算
次の資料にもとづき、X8年3月31日を決算日とする貸借対照表において、借入金が流動負債と固定負債にそれぞれいくら表示されるか、正しい組合せを選びなさい。 ・決算整理前の長期借入金勘定の残高 6,000,000円 ・この借入金は、X9年3月31日を第1回として、以後毎年3月31日に1,200,000円ずつ、合計5回に分けて返済する契約である。 ・上記以外に借入金はない。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 流動負債 1,200,000円 ・ 固定負債 4,800,000円
借入金は営業サイクルの中で生じる項目ではないため、一年基準(ワン・イヤー・ルール)で流動・固定を判定します。決算日X8年3月31日の翌日から起算して1年以内、すなわちX9年3月31日までに返済期日が到来するのは第1回返済分の1,200,000円だけです。この分は「1年内返済予定の長期借入金」として流動負債に振り替えます。残りの 6,000,000円 − 1,200,000円 = 4,800,000円 は返済期日が1年を超えるため、引き続き固定負債の「長期借入金」に表示します。よって選択肢1が正解です。選択肢2は、勘定科目が長期借入金だからという理由で全額を固定負債に据え置いた誤りです。決算時には1年内返済予定額を流動負債へ振り替える必要があります。選択肢3は全額を流動負債としたもので、返済が5年にわたることを無視しており誤りです。選択肢4は、返済が翌期首から始まると誤解して2回分(2年分)2,400,000円を流動負債としたものです。判定の基準はあくまで決算日の翌日から1年以内に到来する返済期日であり、1年以内に到来するのはX9年3月31日の1回分だけです。
関連キーワード: 一年基準・1年内返済予定の長期借入金・長期借入金・貸借対照表・流動負債
次のステップ
この問題が解けたら、本試験はどうですか?
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月480円)本番と同じ制限時間
他の科目もチェック
解いた後に読みたい解説記事
- 簿記2級
日商簿記2級は独学か通信講座か|工業簿記でつまずく人の判断軸と費用比較
日商簿記2級を独学で進めるか通信講座を使うか、工業簿記でつまずく人向けに判断軸を整理。市販テキスト独学と通信講座の費用比較、3級保有や数字への苦手意識など適性チェック、挫折しやすい論点と切り替えの目安を編集部がまとめます。
- 簿記2級
簿記2級 予想問題 311 問の使い方|工業簿記で 4 割を取りにいく演習設計
日商簿記2級の公式が公開しているのはネット試験のサンプル問題で、年度別の過去問がまとまって手に入る形ではありません。90 分・70% 合格の試験に対し、商業簿記 3 分野 + 工業簿記 2 分野の予想問題 311 問で「仕訳の速度」と「工業簿記の得点率」を作る使い方をまとめました。
- 簿記2級
日商簿記2級 商業簿記の決算整理|有価証券・税効果・一年基準の落とし所
日商簿記2級の商業簿記でつまずきやすい決算整理を論点別に整理。有価証券の保有目的別処理、税効果会計、一年基準による表示区分、当座借越、200%定率法、商品評価損の表示までを式と理由で解説します。


