日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第22問: 当工場の直接工に関する次の資料にもとづき、当月の直接労務費と定時間外作業手当(間接労務費)の金額の組合せとして正しいものはどれか。 ・直接工の基本賃率: 1時間
当工場の直接工に関する次の資料にもとづき、当月の直接労務費と定時間外作業手当(間接労務費)の金額の組合せとして正しいものはどれか。 ・直接工の基本賃率: 1時間あたり1,200円 ・当月の直接作業時間: 800時間(このうち50時間は定時間外作業である) ・定時間外作業については、基本賃率に25%の割増賃金を加算して支払う ・割増賃金部分は特定の製造指図書に跡付けないものとし、間接労務費として処理する
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正解: 4. 直接労務費 960,000円 / 定時間外作業手当 15,000円
定時間外作業(残業)であっても、直接作業を行った時間はすべて基本賃率で直接労務費として仕掛品に賦課します。残業に伴って追加的に発生する割増賃金部分だけを定時間外作業手当として間接労務費(製造間接費)に集計するのが原則的な処理です。 直接労務費=基本賃率1,200円×直接作業時間800時間=960,000円。 定時間外作業手当(割増分)=1,200円×25%×50時間=300円×50時間=15,000円。 よって選択肢4が正解です(支払総額は960,000円+15,000円=975,000円)。選択肢1は割増分15,000円まで直接労務費に含めてしまった誤りで、割増分は特定の製品の消費とは結び付かないため間接労務費とします。選択肢2は定時間外作業50時間分の賃金の全額(1,200円×1.25×50時間=75,000円)を間接労務費とし、直接労務費を750時間分(900,000円)としたもので、定時間外であっても直接作業時間分の基本賃金は直接労務費となる点を誤っています。選択肢3の60,000円は割増率25%を掛け忘れ、定時間外作業50時間分の基本賃金(1,200円×50時間)をそのまま割増分とした誤りです。
関連キーワード: 定時間外作業手当・割増賃金・間接労務費・直接労務費・基本賃率
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