日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第48問: 次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の100%を保有している。P社はS社に対し、原価に20%の利益を加算した価格で商品を販売してい
次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の100%を保有している。P社はS社に対し、原価に20%の利益を加算した価格で商品を販売している。当期首におけるS社の商品のうち、P社から仕入れた分は1,080,000円(P社の販売価格ベース)であった。この期首商品に含まれる未実現利益に関する当期の連結修正仕訳(前期分の開始仕訳および当期における実現の仕訳)を示しなさい。なお、期末商品に含まれる未実現利益については考慮しない。
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正解: 2. (借) 利益剰余金当期首残高 180,000 / (貸) 商品 180,000 (借) 商品 180,000 / (貸) 売上原価 180,000
原価に20%を加算しているので販売価格=原価×1.2、販売価格に対する利益率は0.2÷1.2=1/6です。期首商品1,080,000円に含まれる未実現利益=1,080,000×0.2÷1.2=180,000円(原価900,000円+利益180,000円=1,080,000円で検算できます)。連結修正仕訳は毎期ゼロから作り直すため、まず前期に行った消去仕訳を引き継ぐ開始仕訳「(借)利益剰余金当期首残高180,000/(貸)商品180,000」を行います(前期の損益項目は利益剰余金当期首残高に置き換えます)。次に、この商品は当期中に企業集団の外部へ販売されて利益が実現するので、消去を戻す仕訳「(借)商品180,000/(貸)売上原価180,000」を行います。両方を示す選択肢2が正解です。なお両者を合算すると「(借)利益剰余金当期首残高180,000/(貸)売上原価180,000」となります。選択肢1は開始仕訳だけで、当期に実現した利益の戻し入れが漏れているため、連結上の当期利益が過小になります。選択肢3は期末商品の未実現利益を消去するときの仕訳で、期首商品の処理としては誤りです。選択肢4は未実現利益を1,080,000×20%=216,000円と計算した誤りです。20%は原価に対する加算率なので、販売価格に20%を掛けてはいけません。
関連キーワード: 連結会計・未実現利益・開始仕訳・利益剰余金当期首残高・ダウンストリーム
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