日商簿記2級 商業簿記・仕訳 練習問題 第22問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 決算にあたり、次の債権について差額補充法により貸倒引当金を設定する。 ・売掛金(営業債権)期末残高 3,000,000
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 決算にあたり、次の債権について差額補充法により貸倒引当金を設定する。 ・売掛金(営業債権)期末残高 3,000,000円 … 貸倒実績率2% ・貸付金(営業外債権)期末残高 1,000,000円 … 貸倒実績率5% なお、貸倒引当金の決算整理前残高は45,000円であり、そのすべてが売掛金に対して設定されたものである。繰入額は損益計算書上の表示区分ごとに区別して仕訳する。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 4. (借) 貸倒引当金繰入(販売費及び一般管理費) 15,000・貸倒引当金繰入(営業外費用) 50,000 / (貸) 貸倒引当金 65,000
まず設定額を求めます。売掛金は3,000,000円×2%=60,000円、貸付金は1,000,000円×5%=50,000円です。差額補充法なので、売掛金分は決算整理前残高45,000円との差額60,000円−45,000円=15,000円を繰り入れます。貸付金分は前残高がないため50,000円全額を繰り入れます。表示区分は、売掛金など営業債権に対する繰入額が「販売費及び一般管理費」、貸付金など営業外債権に対する繰入額が「営業外費用」です。したがって選択肢4が正解で、貸方の貸倒引当金は15,000円+50,000円=65,000円と一致します。選択肢2は営業外債権分の50,000円も販売費及び一般管理費に含めており、表示区分の区別ができていないため誤りです。選択肢3は売掛金分について差額補充法を適用せず設定額60,000円をそのまま繰り入れており、前残高45,000円を考慮していないため金額が過大で誤りです。選択肢1は販売費及び一般管理費と営業外費用の金額が入れ替わっており、表示区分を取り違えているため誤りです。
関連キーワード: 貸倒引当金・営業外債権・差額補充法・表示区分
次のステップ
この問題が解けたら、本試験はどうですか?
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月480円)本番と同じ制限時間
他の科目もチェック
解いた後に読みたい解説記事
- 簿記2級
日商簿記2級は独学か通信講座か|工業簿記でつまずく人の判断軸と費用比較
日商簿記2級を独学で進めるか通信講座を使うか、工業簿記でつまずく人向けに判断軸を整理。市販テキスト独学と通信講座の費用比較、3級保有や数字への苦手意識など適性チェック、挫折しやすい論点と切り替えの目安を編集部がまとめます。
- 簿記2級
簿記2級 予想問題 311 問の使い方|工業簿記で 4 割を取りにいく演習設計
日商簿記2級の公式が公開しているのはネット試験のサンプル問題で、年度別の過去問がまとまって手に入る形ではありません。90 分・70% 合格の試験に対し、商業簿記 3 分野 + 工業簿記 2 分野の予想問題 311 問で「仕訳の速度」と「工業簿記の得点率」を作る使い方をまとめました。
- 簿記2級
日商簿記2級 商業簿記の決算整理|有価証券・税効果・一年基準の落とし所
日商簿記2級の商業簿記でつまずきやすい決算整理を論点別に整理。有価証券の保有目的別処理、税効果会計、一年基準による表示区分、当座借越、200%定率法、商品評価損の表示までを式と理由で解説します。


