日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第25問: 当社は標準原価計算を採用し、製造間接費については固定予算を用いて三分法で差異分析を行っている。次の資料にもとづき、当月の予算差異・能率差異・操業度差異の組合せと
当社は標準原価計算を採用し、製造間接費については固定予算を用いて三分法で差異分析を行っている。次の資料にもとづき、当月の予算差異・能率差異・操業度差異の組合せとして正しいものはどれか。 [予算] 月間基準操業度 (直接作業時間) 3,000時間、製造間接費予算 (固定予算) 月額 4,500,000円 [実績] 標準操業度 (実際生産量に対する標準直接作業時間) 2,850時間、実際直接作業時間 2,880時間、製造間接費実際発生額 4,410,000円
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正解: 3. 予算差異 90,000円 (有利)・能率差異 45,000円 (不利)・操業度差異 180,000円 (不利)
固定予算では、操業度が変動しても予算許容額は基準操業度における予算額のまま一定である点が公式法変動予算との決定的な違いです。予定配賦率 = 4,500,000円 ÷ 3,000時間 = @1,500円。 予算差異 = 予算額4,500,000円 − 実際発生額4,410,000円 = +90,000円 (有利)。 能率差異 = 予定配賦率@1,500円 ×(標準操業度2,850時間 − 実際操業度2,880時間) = @1,500円 × △30時間 = △45,000円 (不利)。 操業度差異 = 予定配賦率@1,500円 ×(実際操業度2,880時間 − 基準操業度3,000時間) = @1,500円 × △120時間 = △180,000円 (不利)。 検算すると、予定配賦額 2,850時間×@1,500円 = 4,275,000円、実際発生額 4,410,000円なので総差異は△135,000円。3つの差異の合計 +90,000円 △45,000円 △180,000円 = △135,000円と一致します。よって選択肢3が正解です。選択肢2は、固定予算であるにもかかわらず予算額を実際操業度で按分して予算許容額を4,500,000円×2,880時間/3,000時間=4,320,000円と計算し、4,320,000円−4,410,000円=△90,000円 (不利) とした誤りです。固定予算では予算額は操業度に応じて増減しません。選択肢1は予算差異と能率差異の金額を取り違えた誤りです。選択肢4は、操業度差異を(標準操業度2,850時間 − 基準操業度3,000時間)×@1,500円=△225,000円として計算した誤りで、これでは能率差異45,000円が二重に計上されてしまい、3つの合計が総差異△135,000円と一致しません。
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