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日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第50問: 原価計算には複数の目的がある。次のア〜ウの記述は、それぞれどの目的に最も強く結びつくか。組合せとして正しいものはどれか。 ア 製品ごとに製造原価を集計し、月末仕

問題 50 / 64あと 2 問で 80% に到達
初級原価計算・CVP

原価計算には複数の目的がある。次のア〜ウの記述は、それぞれどの目的に最も強く結びつくか。組合せとして正しいものはどれか。 ア 製品ごとに製造原価を集計し、月末仕掛品および期末製品の棚卸資産価額と当期の売上原価を確定して、損益計算書および貸借対照表に計上する。 イ あらかじめ設定した原価標準と実際に発生した原価を比較して差異を把握し、その発生原因を分析して製造現場に報告し、無駄の排除に役立てる。 ウ 次期の生産量・販売量の見積りにもとづいて製造原価および販売費の発生見込額を計算し、期間ごとの利益計画の金額を組み立てる。

解答と解説を先に見る(クリックで展開)

正解: 2. ア 財務諸表作成目的 ・ イ 原価管理目的 ・ ウ 予算編成目的

原価計算の目的は複数あり、同じ原価データでも「何のために計算するか」で使い方が変わります。 アは、集計した製造原価を棚卸資産価額と売上原価に振り分け、財務諸表に金額を載せるための計算です。外部に公表する損益計算書・貸借対照表の作成に直結するため財務諸表作成目的です。 イは、原価標準という「あるべき原価」と実際原価を比較して差異を把握し、原因を現場にフィードバックして無駄を減らす活動です。過去の記録ではなく将来の原価引下げのために差異情報を使うので原価管理目的です。 ウは、次期の生産・販売の見積りから原価の発生見込額を先に計算し、利益計画の金額を組み立てるものなので予算編成目的です。 したがって「ア 財務諸表作成目的・イ 原価管理目的・ウ 予算編成目的」の選択肢2が正解です。 選択肢1はイとウを入れ替えており、標準と実際の比較・差異のフィードバックを予算編成目的としている点で誤りです。予算編成は期首前に見積額を組む作業であり、期中の実績との比較そのものではありません。 選択肢3はアとウを入れ替えており、次期の見積計算を財務諸表作成目的としている点で誤りです。財務諸表に計上できるのは見積りではなく実際に発生した原価 (または差異を調整した標準原価) です。 選択肢4はアとイを入れ替えており、棚卸資産価額と売上原価の確定という財務諸表固有の作業を原価管理目的としている点で誤りです。差異分析は財務諸表の金額を決める手続ではありません。

関連キーワード: 原価計算の目的・財務諸表作成目的・原価管理目的・予算編成目的・原価計算の役立ち

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