日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第56問: 次の資料にもとづき、直接原価計算による当期の損益計算書における変動製造マージンと貢献利益の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] ・販売単価 @1,600円
次の資料にもとづき、直接原価計算による当期の損益計算書における変動製造マージンと貢献利益の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] ・販売単価 @1,600円、当期販売量 1,900個 ・期首製品 200個、当期完成品 1,800個、期末製品 100個 (仕掛品は期首・期末ともにない) ・変動製造原価は前期・当期とも @700円/個 で一定 ・変動販売費: 出荷運送費 @60円/個 (販売数量に比例)、販売手数料 売上高の5% ・固定製造原価 900,000円、固定販売費及び一般管理費 400,000円
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正解: 4. 変動製造マージン 1,710,000円 ・ 貢献利益 1,444,000円
直接原価計算の損益計算書は「売上高−変動売上原価=変動製造マージン」「変動製造マージン−変動販売費=貢献利益」「貢献利益−固定費=営業利益」という2段構えになっており、変動製造マージンは変動販売費を引く前、貢献利益は引いた後という点が違いです。 売上高=@1,600円×1,900個=3,040,000円。 変動売上原価は販売した数量に対応する変動製造原価なので、@700円×1,900個=1,330,000円 (期首200個+完成1,800個−期末100個=販売1,900個で整合し、単価は期首・当期とも@700円で一定)。 変動製造マージン=3,040,000円−1,330,000円=1,710,000円。 変動販売費=出荷運送費@60円×1,900個114,000円+販売手数料3,040,000円×5%=152,000円=266,000円。 貢献利益=1,710,000円−266,000円=1,444,000円。よって選択肢4が正解です (参考: 営業利益=1,444,000円−固定費1,300,000円=144,000円)。 選択肢2は販売手数料152,000円を変動販売費に含めず、出荷運送費だけを控除した1,596,000円です。売上高に比例する販売手数料も変動販売費であり、貢献利益の計算前に控除しなければなりません。 選択肢3は変動売上原価を当期完成品1,800個分 (1,260,000円) で計算した誤りです。売上原価は販売した1,900個に対応する原価であり、完成量ではなく販売量を用います。 選択肢1は段を1つずつずらしたもので、変動費をすべて引いた金額 (=本来の貢献利益1,444,000円) を変動製造マージンと呼び、そこからさらに固定製造原価900,000円を引いた544,000円を貢献利益としています。固定製造原価は貢献利益の計算では控除せず、貢献利益から控除する期間費用として区分表示します。
関連キーワード: 直接原価計算・変動製造マージン・貢献利益・変動売上原価・変動販売費
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