日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第57問: 次の資料にもとづき、(A) 直接原価計算の損益計算書で貢献利益から控除される固定費の合計額と、(B) 同じ期間について全部原価計算の損益計算書を作成した場合に売
次の資料にもとづき、(A) 直接原価計算の損益計算書で貢献利益から控除される固定費の合計額と、(B) 同じ期間について全部原価計算の損益計算書を作成した場合に売上原価に含まれる固定製造原価の金額の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] ・当期製造量 2,500個、当期販売量 2,000個、期首製品および期首・期末仕掛品はない ・当期の固定製造原価 1,000,000円 (全部原価計算では当期製造量にもとづき製品に配分する) ・当期の固定販売費及び一般管理費 620,000円 ・当期の貢献利益は 2,100,000円と算定されている
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正解: 4. (A) 1,620,000円 ・ (B) 800,000円
直接原価計算では、固定製造原価も固定販売費及び一般管理費もすべて発生した期間の費用 (期間原価) として扱い、貢献利益の下にまとめて表示します。したがって (A)=固定製造原価1,000,000円+固定販売費及び一般管理費620,000円=1,620,000円です (直接原価計算による営業利益=貢献利益2,100,000円−1,620,000円=480,000円)。 一方、全部原価計算では固定製造原価は製品原価に含められ、販売された分だけが売上原価となり、売れ残った分は期末製品として資産に繰り越されます。製品1個あたり固定製造原価=1,000,000円÷当期製造量2,500個=@400円。売上原価に含まれる固定製造原価=@400円×販売量2,000個=800,000円で、残る500個分200,000円は期末製品の金額に含まれて次期へ繰り延べられます。よって (B)=800,000円となり、選択肢4が正解です。 選択肢1は (A) から期末製品相当の200,000円を差し引いた金額です。直接原価計算では固定製造原価を製品原価に含めないため、在庫の有無にかかわらず当期発生額の全額を当期の費用として表示します。在庫に固定製造原価を繰り延べるのは全部原価計算の処理です。 選択肢3は (B) を1,000,000円としていますが、これは固定製造原価の当期発生額全額であり、全部原価計算では売れ残り500個分200,000円が期末製品として資産計上されるため売上原価には入りません。 選択肢2は (A) から固定販売費及び一般管理費620,000円を除いています。直接原価計算で貢献利益から控除するのは固定製造原価だけではなく、固定販売費及び一般管理費も含めた固定費の全額です。
関連キーワード: 直接原価計算・固定費の表示・期間原価・固定製造原価・固定販売費及び一般管理費
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