日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第61問: 当社は製品Sと製品Tの2種類を製造販売している。次の資料にもとづき、損益分岐点における売上高の合計額と製品別の内訳の組合せとして正しいものはどれか。なお、売上高
当社は製品Sと製品Tの2種類を製造販売している。次の資料にもとづき、損益分岐点における売上高の合計額と製品別の内訳の組合せとして正しいものはどれか。なお、売上高の構成比は常に製品S:製品T=3:2で一定である。 [資料] ・製品S 販売単価 @5,000円、製品1個あたり変動費 @3,500円 ・製品T 販売単価 @2,000円、製品1個あたり変動費 @1,000円 ・両製品に共通の固定費 4,560,000円 (年間。個別固定費はない)
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正解: 4. 合計 12,000,000円 (製品S 7,200,000円・製品T 4,800,000円)
製品ごとに貢献利益率が異なる場合、売上高の構成比で加重平均した貢献利益率を用いて損益分岐点売上高を計算します。 (1) 製品別の貢献利益率 製品S: (@5,000円−@3,500円)÷@5,000円=30% 製品T: (@2,000円−@1,000円)÷@2,000円=50% (2) 加重平均貢献利益率: 売上高構成比はS 3/5=60%、T 2/5=40%なので、30%×0.6+50%×0.4=18%+20%=38% (3) 損益分岐点売上高: 4,560,000円÷0.38=12,000,000円 (4) 内訳: 製品S 12,000,000円×0.6=7,200,000円、製品T 12,000,000円×0.4=4,800,000円 よって選択肢4が正解です。検算すると貢献利益は製品S 7,200,000円×30%=2,160,000円、製品T 4,800,000円×50%=2,400,000円、合計4,560,000円で固定費とちょうど一致し、営業利益がゼロになることが確認できます。 選択肢1は2つの貢献利益率を単純平均して (30%+50%)÷2=40%とし、4,560,000円÷0.4=11,400,000円としたものです。売上高の構成比が3:2で等しくない以上、単純平均は使えません。 選択肢2は製品Sの貢献利益率30%だけを用いて4,560,000円÷0.3=15,200,000円としたものです。貢献利益率の低い製品だけで計算しているため、損益分岐点売上高が過大になります。 選択肢3は製品Tの貢献利益率50%だけを用いて4,560,000円÷0.5=9,120,000円としたものです。この売上高では貢献利益が実際には9,120,000円×38%=3,465,600円にとどまり、固定費を回収できません。
関連キーワード: CVP分析・加重平均貢献利益率・売上高構成比・多品種・損益分岐点売上高
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