日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第23問: 次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 当社の会計期間は X5年4月1日から X6年3月31日までの1年である。X6年1月1日に、向こう2年分の火災保険料
次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 当社の会計期間は X5年4月1日から X6年3月31日までの1年である。X6年1月1日に、向こう2年分の火災保険料 720,000円を現金で支払い、その全額を支払保険料として処理している。決算にあたり、必要な繰延べを行う。なお、費用の期間配分は月割計算により、繰延額のうち決算日の翌日から1年を超えて費用となる部分は一年基準にしたがって区分すること。
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正解: 3. (借) 前払費用 360,000 長期前払費用 270,000 / (貸) 支払保険料 630,000
保険料は X6年1月1日から X7年12月31日までの24か月分であり、1か月あたり 720,000円 ÷ 24か月 = 30,000円 です。当期に属するのは X6年1月1日から決算日 X6年3月31日までの3か月分 90,000円 だけなので、残り21か月分 630,000円 (30,000円 × 21か月) を繰り延べます。さらに一年基準により、決算日の翌日 (X6年4月1日) から1年以内に費用となる X6年4月1日〜X7年3月31日の12か月分 360,000円 は流動資産の「前払費用」、1年を超えて費用となる X7年4月1日〜X7年12月31日の9か月分 270,000円 は固定資産 (投資その他の資産) の「長期前払費用」として区分します。よって選択肢3が正解です。選択肢1は繰延額の総額630,000円は正しいものの、一年基準による流動・固定の区分をしていない点で誤りです。選択肢2は1年分360,000円しか繰り延べておらず、翌々期に属する9か月分270,000円を当期の費用のまま残してしまうため誤りです。選択肢4は貸借が逆で、費用の繰延べではなく費用の増加になっており、翌期首に行う再振替仕訳と同じ方向です。
関連キーワード: 前払費用・長期前払費用・経過勘定・一年基準・費用の繰延べ
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