日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第53問: 8桁精算表を作成している。残高試算表欄は、受取手形が借方1,800,000円、売掛金が借方3,200,000円、貸倒引当金が貸方62,000円である。決算にあた
8桁精算表を作成している。残高試算表欄は、受取手形が借方1,800,000円、売掛金が借方3,200,000円、貸倒引当金が貸方62,000円である。決算にあたり、受取手形および売掛金の期末残高に対して2%の貸倒れを見積もり、差額補充法により貸倒引当金を設定する。このとき、貸倒引当金繰入の行と貸倒引当金の行への記入として正しい組合せはどれか。
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正解: 2. 貸倒引当金繰入は修正記入欄の借方に38,000円・損益計算書欄の借方に38,000円、貸倒引当金は修正記入欄の貸方に38,000円・貸借対照表欄の貸方に100,000円
見積額は (1,800,000円 + 3,200,000円) × 2% = 5,000,000円 × 2% = 100,000円 です。差額補充法なので繰入額は 100,000円 − 62,000円 = 38,000円 となり、決算整理仕訳は「(借) 貸倒引当金繰入 38,000 / (貸) 貸倒引当金 38,000」です。修正記入欄にはこの仕訳をそのまま書き写すので、繰入の行は借方38,000円、引当金の行は貸方38,000円です。次に各行の確定額を求めると、貸倒引当金繰入は残高試算表欄に残高がないため38,000円で、費用なので損益計算書欄の借方へ移ります。貸倒引当金は 62,000円 + 38,000円 = 100,000円 で、これは期末に設定されている引当金の残高そのものであり、貸方残高のまま貸借対照表欄の貸方へ移ります。よって選択肢2が正解です。選択肢1は差額補充法を無視して見積額100,000円を全額繰り入れたもので、繰入額が過大になり、貸借対照表欄の残高も 62,000円 + 100,000円 = 162,000円 と見積額を超えてしまうため誤りです。選択肢3は貸倒引当金を貸借対照表欄の借方に記入している点が誤りです。貸倒引当金は債権の評価勘定であり貸方残高となるため、貸借対照表欄でも貸方に記入します (貸借対照表の本表では債権から控除する形式で表示されます)。選択肢4は移す欄を取り違えており、費用である貸倒引当金繰入を貸借対照表欄へ、期末残高である貸倒引当金を損益計算書欄へ記入しているため誤りです。損益計算書欄へ移るのは当期の繰入額だけです。
関連キーワード: 精算表・貸倒引当金繰入・貸倒引当金・差額補充法・評価勘定
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