日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第59問: 次の資料にもとづき、貸借対照表の流動負債および固定負債に表示される引当金の金額の組合せとして正しいものはどれか。 ・賞与引当金 1,200,000円 (翌期6月
次の資料にもとづき、貸借対照表の流動負債および固定負債に表示される引当金の金額の組合せとして正しいものはどれか。 ・賞与引当金 1,200,000円 (翌期6月に支給予定) ・修繕引当金 540,000円 (翌期中に修繕を実施する予定) ・商品保証引当金 180,000円 (保証期間は販売から1年である) ・退職給付引当金 8,600,000円 ・役員退職慰労引当金 2,400,000円 ・貸倒引当金 95,000円 (売掛金および受取手形に対して設定したものである)
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 流動負債 1,920,000円 ・ 固定負債 11,000,000円
負債性引当金は、その支出が決算日の翌日から起算して1年以内に見込まれるかどうか (一年基準) によって流動負債と固定負債に区分します。翌期6月に支給する賞与引当金1,200,000円、翌期中に修繕を行う修繕引当金540,000円、保証期間が1年である商品保証引当金180,000円はいずれも1年以内に支出が見込まれるため流動負債であり、合計 1,200,000円 + 540,000円 + 180,000円 = 1,920,000円 です。一方、退職給付引当金8,600,000円と役員退職慰労引当金2,400,000円は、従業員や役員の退職時という1年を超える将来に支出が見込まれるため固定負債であり、合計 8,600,000円 + 2,400,000円 = 11,000,000円 です。よって選択肢1が正解です。選択肢4は修繕引当金540,000円を固定負債とした金額です。修繕は翌期中に実施される予定であり1年以内に支出されるため流動負債に表示します。選択肢2は貸倒引当金95,000円を流動負債に含めた金額です。貸倒引当金は「引当金」という名称であっても支払義務を伴う負債ではなく、債権の回収不能見込額を示す評価勘定なので、負債の部ではなく資産の部で売上債権から控除する形式で表示します。選択肢3は役員退職慰労引当金2,400,000円を流動負債とした金額です。役員退職慰労引当金は役員の退任時に支給する慰労金の見積額であり、退職給付引当金と同様に支出が1年を超えると見込まれるため固定負債に表示します。
関連キーワード: 負債性引当金・流動負債・固定負債・一年基準・貸倒引当金
次のステップ
この問題が解けたら、本試験はどうですか?
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月480円)本番と同じ制限時間
他の科目もチェック
解いた後に読みたい解説記事
- 簿記2級
日商簿記2級は独学か通信講座か|工業簿記でつまずく人の判断軸と費用比較
日商簿記2級を独学で進めるか通信講座を使うか、工業簿記でつまずく人向けに判断軸を整理。市販テキスト独学と通信講座の費用比較、3級保有や数字への苦手意識など適性チェック、挫折しやすい論点と切り替えの目安を編集部がまとめます。
- 簿記2級
簿記2級 予想問題 311 問の使い方|工業簿記で 4 割を取りにいく演習設計
日商簿記2級の公式が公開しているのはネット試験のサンプル問題で、年度別の過去問がまとまって手に入る形ではありません。90 分・70% 合格の試験に対し、商業簿記 3 分野 + 工業簿記 2 分野の予想問題 311 問で「仕訳の速度」と「工業簿記の得点率」を作る使い方をまとめました。
- 簿記2級
日商簿記2級 商業簿記の決算整理|有価証券・税効果・一年基準の落とし所
日商簿記2級の商業簿記でつまずきやすい決算整理を論点別に整理。有価証券の保有目的別処理、税効果会計、一年基準による表示区分、当座借越、200%定率法、商品評価損の表示までを式と理由で解説します。


