日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第28問: 個別原価計算を採用している当工場において、製造指図書#410の製造中に重大な仕損が発生した。補修は不可能であったため製造を中止し、代品を製造するため新たに製造指
個別原価計算を採用している当工場において、製造指図書#410の製造中に重大な仕損が発生した。補修は不可能であったため製造を中止し、代品を製造するため新たに製造指図書#410-2を発行した。関連する資料は次のとおりである。 ・#410に集計された製造原価: 560,000円 ・#410-2に集計された製造原価: 480,000円 ・仕損品はスクラップとして 90,000円 で処分できる見込みである このとき、仕損費として計上される金額はいくらか。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. 470,000円
補修不能で製造指図書の全部が仕損となり代品を製造する場合、旧指図書 (#410) に集計された製造原価が仕損に係る原価となります。ただし仕損品に処分価値 (評価額) があるときは、その評価額を控除した残額が仕損費です。仕損費=#410の集計額560,000円−仕損品評価額90,000円=470,000円となり、選択肢1が正解です。仕訳では (借) 仕損品 90,000・仕損費 470,000 / (貸) 仕掛品 560,000 とし、仕損費470,000円は代品指図書#410-2に賦課します。選択肢4の560,000円は仕損品評価額90,000円の控除を忘れた誤りで、処分価値のある部分まで費用としてしまっています。選択肢2の390,000円は評価額を控除する相手を取り違え、代品#410-2の原価480,000円から90,000円を差し引いた誤りです。評価額は仕損が生じた旧指図書の原価から控除します。選択肢3の950,000円は#410-2の原価480,000円に仕損費470,000円を加えた金額、すなわち代品の製造原価であり、仕損費そのものではありません。
関連キーワード: 個別原価計算・仕損費・仕損品評価額・代品製造・製造指図書
次のステップ
この問題が解けたら、本試験はどうですか?
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月480円)本番と同じ制限時間
他の科目もチェック
解いた後に読みたい解説記事
- 簿記2級
日商簿記2級は独学か通信講座か|工業簿記でつまずく人の判断軸と費用比較
日商簿記2級を独学で進めるか通信講座を使うか、工業簿記でつまずく人向けに判断軸を整理。市販テキスト独学と通信講座の費用比較、3級保有や数字への苦手意識など適性チェック、挫折しやすい論点と切り替えの目安を編集部がまとめます。
- 簿記2級
簿記2級 予想問題 311 問の使い方|工業簿記で 4 割を取りにいく演習設計
日商簿記2級の公式が公開しているのはネット試験のサンプル問題で、年度別の過去問がまとまって手に入る形ではありません。90 分・70% 合格の試験に対し、商業簿記 3 分野 + 工業簿記 2 分野の予想問題 311 問で「仕訳の速度」と「工業簿記の得点率」を作る使い方をまとめました。
- 簿記2級
日商簿記2級 商業簿記の決算整理|有価証券・税効果・一年基準の落とし所
日商簿記2級の商業簿記でつまずきやすい決算整理を論点別に整理。有価証券の保有目的別処理、税効果会計、一年基準による表示区分、当座借越、200%定率法、商品評価損の表示までを式と理由で解説します。


