日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第35問: 部門別個別原価計算を採用している当工場では、部門費配分表を作成して製造間接費を各部門に集計している。次の資料にもとづき、切削部門に配賦される部門共通費の合計額を
部門別個別原価計算を採用している当工場では、部門費配分表を作成して製造間接費を各部門に集計している。次の資料にもとづき、切削部門に配賦される部門共通費の合計額を計算しなさい。 【部門共通費】 ・建物減価償却費 720,000円 (配賦基準: 占有面積) ・福利厚生費 300,000円 (配賦基準: 従業員数) 【配賦基準データ】 ・占有面積: 切削部門 400㎡、組立部門 300㎡、動力部門 200㎡、工場事務部門 100㎡ ・従業員数: 切削部門 30人、組立部門 20人、動力部門 8人、工場事務部門 2人
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正解: 4. 438,000円
部門費配分表では、部門共通費を費目ごとに定められた配賦基準にしたがって、製造部門・補助部門を問わずすべての部門に配賦します。 【建物減価償却費】占有面積の合計=400+300+200+100=1,000㎡。切削部門への配賦額=720,000円×400㎡/1,000㎡=288,000円。 【福利厚生費】従業員数の合計=30+20+8+2=60人。切削部門への配賦額=300,000円×30人/60人=150,000円。 切削部門の部門共通費合計=288,000円+150,000円=438,000円となり、選択肢4が正解です。選択肢1の288,000円は建物減価償却費の配賦額だけで、福利厚生費150,000円の配賦を計上し忘れた誤りです。選択肢2の408,000円は福利厚生費まで占有面積を基準に配賦 (300,000円×400/1,000=120,000円) してしまった誤りで、配賦基準は費目ごとにその発生と関連の深いものを用いるため、福利厚生費は従業員数で配賦します。選択肢3の255,000円は部門共通費の総額1,020,000円を4部門で均等配分した誤りで、配賦基準の比によっていない点が誤りです。なお、部門費配分表の段階では補助部門 (動力部門・工場事務部門) にも共通費を配賦し、補助部門費を製造部門へ振り替えるのは次の段階 (部門費振替表) で行います。
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