日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第42問: 単純総合原価計算を採用している当工場では、直接材料を工程を通じて平均的に投入している。加工費も加工進捗度に応じて発生する。次の資料にもとづき、先入先出法によって
単純総合原価計算を採用している当工場では、直接材料を工程を通じて平均的に投入している。加工費も加工進捗度に応じて発生する。次の資料にもとづき、先入先出法によって月末仕掛品原価を計算しなさい。仕損・減損は発生していない。 ・月初仕掛品: 300個 (加工進捗度40%) 直接材料費 39,000円、加工費 51,000円 ・当月投入: 1,400個 直接材料費 518,000円、加工費 666,000円 ・当月完成品: 1,500個 ・月末仕掛品: 200個 (加工進捗度50%)
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正解: 2. 80,000円
材料を工程を通じて平均的に投入する場合、その材料は加工の進み具合と歩調を合わせて投入されるため、加工費と同じように完成品換算量を基準に配分します。月末仕掛品の材料費に加工進捗度を反映させる点がポイントです。 先入先出法による当月投入分の完成品換算量=完成品1,500個−月初換算量 (300個×40%=120個)+月末換算量 (200個×50%=100個)=1,480個。この換算量は材料費・加工費に共通して用います。 【直接材料費】単価=518,000円÷1,480個=350円。月末仕掛品の材料費=350円×100個=35,000円。 【加工費】単価=666,000円÷1,480個=450円。月末仕掛品の加工費=450円×100個=45,000円。 月末仕掛品原価=35,000円+45,000円=80,000円となり、選択肢2が正解です。 選択肢1の119,000円は、材料を始点投入と誤解して数量ベースで配分した誤り (518,000円÷1,400個=370円、370円×200個=74,000円、これに加工費45,000円を加算) です。平均的投入の材料は、月末仕掛品には加工進捗度に対応する分しか投入されていません。 選択肢3の125,000円は、加工費について月末仕掛品の加工進捗度50%を考慮せず数量200個で計算した誤り (450円×200個=90,000円) です。 選択肢4の35,000円は直接材料費だけで、加工費45,000円の配分が漏れています。
関連キーワード: 総合原価計算・平均的投入・完成品換算量・先入先出法・月末仕掛品
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