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日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第51問: 当工場は製造間接費を予定配賦しており、製造原価報告書には製造間接費を実際発生額で記載している。当期の製造間接費の実際発生額は380,000円、予定配賦額は350

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中級工業簿記

当工場は製造間接費を予定配賦しており、製造原価報告書には製造間接費を実際発生額で記載している。当期の製造間接費の実際発生額は380,000円、予定配賦額は350,000円であった。製造原価報告書の末尾における製造間接費配賦差異の調整として正しいものはどれか。

解答と解説を先に見る(クリックで展開)

正解: 2. 30,000円の不利差異(借方差異)が生じているので、実際発生額で集計した合計から30,000円を減算して当期総製造費用とする。

まず差異の方向を判定します。実際発生額380,000円が予定配賦額350,000円を上回っているため、差額30,000円は原価の掛かりすぎを意味する不利差異(借方差異)です。次に調整の向きです。製造原価報告書に製造間接費を実際発生額で記載する様式では、集計された合計は実際発生額ベースになっていますが、仕掛品勘定に実際に振り替えられているのは予定配賦額350,000円です。そこで報告書の合計を予定配賦額ベースに直すため、不利差異30,000円を合計から減算(△30,000円と表示)して当期総製造費用とします。よって選択肢2が正解です。選択肢1は差異の判定は正しいものの調整の向きが逆で、加算すると実際発生額をさらに上乗せすることになり、仕掛品勘定に振り替えた金額と一致しなくなります。選択肢3は差異の判定も調整の向きも誤りで、実際発生額が予定配賦額を上回っている以上、有利差異ではありません。選択肢4は誤りで、実際発生額で記載する様式では末尾で必ず配賦差異を加減し、当期総製造費用を仕掛品勘定への振替額(予定配賦額ベース)に一致させる必要があります。なお、報告書から除かれたこの配賦差異は、損益計算書において売上原価に加算して調整されるため、二重に負担することにはなりません。

関連キーワード: 製造原価報告書・製造間接費配賦差異・予定配賦・不利差異・当期総製造費用

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