日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第56問: 当工場は材料費・労務費・製造間接費のいずれについても予定価格等を用いて計算しており、月次の損益計算にあたって当月に把握した原価差異を全額その月の売上原価に賦課し
当工場は材料費・労務費・製造間接費のいずれについても予定価格等を用いて計算しており、月次の損益計算にあたって当月に把握した原価差異を全額その月の売上原価に賦課している。次の資料により、当月の月次損益計算書に計上される売上原価(差異調整後)を計算しなさい。 ・差異調整前の売上原価: 1,600,000円 ・材料消費価格差異: 12,000円(借方差異) ・賃率差異: 8,000円(貸方差異) ・製造間接費配賦差異: 25,000円(借方差異)
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正解: 2. 1,629,000円
月次の損益計算では、当月に把握した各原価差異を合算して純額を求め、それを売上原価に加減します。借方差異(不利差異)は原価が予定より多く発生したことを示すため売上原価に加算し、貸方差異(有利差異)は予定より少なく済んだことを示すため売上原価から減算します。 【原価差異の純額】材料消費価格差異12,000円(借方)−賃率差異8,000円(貸方)+製造間接費配賦差異25,000円(借方)=29,000円の借方(不利)差異。 【調整後の売上原価】1,600,000円+29,000円=1,629,000円となり、選択肢2が正解です。 選択肢1の1,571,000円は借方差異と貸方差異の判定を全体として逆にし、純額29,000円を売上原価から減算してしまった誤りです。選択肢4の1,645,000円は貸方差異である賃率差異8,000円まで加算してしまった誤り(12,000+8,000+25,000=45,000円)で、有利差異は売上原価を減らす方向に働く点を見落としています。選択肢3の1,604,000円は製造間接費配賦差異25,000円を集計から漏らした誤り(12,000−8,000=4,000円のみ加算)です。
関連キーワード: 月次損益計算・原価差異・売上原価・借方差異・貸方差異
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