日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第59問: 個別原価計算を採用している当工場では、製造間接費を直接労務費を基準に予定配賦しており、予定配賦率は直接労務費の120%である。次の当月の資料にもとづき、当月の完
個別原価計算を採用している当工場では、製造間接費を直接労務費を基準に予定配賦しており、予定配賦率は直接労務費の120%である。次の当月の資料にもとづき、当月の完成品原価(仕掛品勘定から製品勘定へ振り替える金額)を計算しなさい。 ・指図書#600: 前月に完成しており、当月に得意先へ引き渡した。製造原価410,000円 ・指図書#601: 前月末までに集計された原価240,000円。当月の直接材料費60,000円、直接労務費90,000円。当月完成 ・指図書#602: 当月着手。当月の直接材料費340,000円、直接労務費200,000円。当月完成 ・指図書#603: 当月着手。当月の直接材料費180,000円、直接労務費120,000円。月末現在未完成
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正解: 3. 1,278,000円
当月の完成品原価は「当月に完成した製造指図書」に集計された原価の合計であり、月初仕掛品原価(前月末までに集計された原価)も含めて集計する。当月完成したのは#601と#602である。 【#601】 ・月初仕掛品原価(前月末までの集計額) 240,000円 ・当月直接材料費 60,000円 ・当月直接労務費 90,000円 ・当月製造間接費配賦額 90,000円 × 120% = 108,000円 ・合計 240,000 + 60,000 + 90,000 + 108,000 = 498,000円 【#602】 ・直接材料費 340,000円 ・直接労務費 200,000円 ・製造間接費配賦額 200,000円 × 120% = 240,000円 ・合計 340,000 + 200,000 + 240,000 = 780,000円 当月完成品原価 = 498,000 + 780,000 = 1,278,000円。よって選択肢3が正しい。 選択肢2(1,038,000円)は誤り。#601の月初仕掛品原価240,000円を除外し、当月に発生した原価だけを集計した金額である。個別原価計算では指図書ごとに前月から原価が繰り越されており、完成した時点で繰越額も含めた総額を製品勘定へ振り替える。 選択肢1(1,688,000円)は誤り。1,278,000円に#600の製造原価410,000円を加えた金額である。#600は前月に完成しており、前月の時点ですでに製品勘定へ振り替えられている。当月は製品を引き渡した(売上原価へ振り替えた)にすぎず、当月の完成品原価には含めない。 選択肢4(1,722,000円)は誤り。月末に未完成である#603の当月集計額 180,000 + 120,000 + 120,000×120%(=144,000) = 444,000円 を加算した金額である。#603は月末仕掛品として仕掛品勘定に残るため完成品原価には含めない。
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