日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第30問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 当社は×1年4月1日、機械装置について所有権移転外ファイナンス・リース契約を締結し、同日に引渡しを受けて使用を開始した
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 当社は×1年4月1日、機械装置について所有権移転外ファイナンス・リース契約を締結し、同日に引渡しを受けて使用を開始した。リース期間は5年、リース料は年額240,000円(毎年3月31日に当座預金から後払い)、リース料総額は1,200,000円である。当社は利子抜き法(利息相当額を控除する方法)を採用しており、リース資産およびリース債務は見積現金購入価額1,080,000円で計上した。利息相当額はリース期間にわたり定額法により各期に配分する。会計期間は4月1日から3月31日までの1年である。×2年3月31日のリース料支払時の仕訳を示しなさい(減価償却の仕訳は不要)。
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正解: 3. (借) リース債務 216,000・支払利息 24,000 / (貸) 当座預金 240,000
利子抜き法では、リース料総額とリース資産計上額の差額を利息相当額とし、支払時に元本の返済部分と支払利息とに分けて処理します。利息相当額=リース料総額1,200,000円-リース資産計上額1,080,000円=120,000円。これをリース期間5年にわたり定額法で配分するので、1年あたりの支払利息=120,000÷5年=24,000円です。年間リース料240,000円のうち24,000円が支払利息、残る240,000-24,000=216,000円がリース債務の返済額となります。よって「(借)リース債務 216,000・支払利息 24,000/(貸)当座預金 240,000」とする選択肢3が正解です。選択肢1は支払額全額をリース債務の減少とする利子込み法の処理です。利子込み法ではリース資産・リース債務をリース料総額1,200,000円で計上しており、本問(1,080,000円で計上)とは前提が異なるため誤りです。選択肢2はオペレーティング・リース取引の処理(賃貸借処理)で、ファイナンス・リース取引は売買処理によるため誤りです。選択肢4はリース債務の返済額と支払利息の金額を入れ替えた誤りで、リース料の大部分は債務の元本返済に充てられます。
関連キーワード: ファイナンス・リース・利子抜き法・リース債務・支払利息・定額法配分
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