日商簿記2級 商業簿記・仕訳 練習問題 第33問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 ×8年11月30日、火災により営業所建物 (取得原価6,000,000円、期首における減価償却累計額3,900,000
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 ×8年11月30日、火災により営業所建物 (取得原価6,000,000円、期首における減価償却累計額3,900,000円、間接法で記帳) が焼失した。この建物には火災保険が付されているため、ただちに保険会社へ保険金の支払いを請求したが、支払われる保険金の額はまだ確定していない。当社の会計期間は4月1日から翌年3月31日までであり、当期首から焼失日までの8か月分の減価償却費150,000円を月割で計上する。
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正解: 2. (借) 建物減価償却累計額 3,900,000 / (貸) 建物 6,000,000 減価償却費 150,000 火災未決算 1,950,000
保険が付されている資産が焼失し、受け取る保険金の額が未確定である場合は、焼失時点の帳簿価額をいったん「火災未決算」(保険未決算)という仮勘定に振り替えて、保険金額の確定を待ちます。まず当期首から焼失日までの減価償却費150,000円を計上したうえで、焼失時の帳簿価額を求めます。6,000,000円-3,900,000円-150,000円=1,950,000円です。間接法なので取得原価6,000,000円を貸方で減らし、減価償却累計額3,900,000円と当期分の減価償却費150,000円、そして火災未決算1,950,000円を借方に計上します(借方合計3,900,000+150,000+1,950,000=6,000,000円で一致)。したがって選択肢2が正解です。選択肢1は期首から焼失日までの減価償却費150,000円の計上が漏れており、火災未決算が2,100,000円と過大になっているため誤りです。選択肢3は保険金額が未確定であるにもかかわらず「火災損失」を確定計上しており、保険金の確定時に差額を処理するという手続に反するため誤りです。選択肢4は金額が未確定の段階で確定債権である「未収入金」を計上しており、仮勘定である火災未決算を用いるべき本問では誤りです。
関連キーワード: 火災未決算・焼失・減価償却費の月割計上・建物・保険金請求
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