日商簿記2級 商業簿記・仕訳 練習問題 第58問: 次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 資格講座を運営する当社は、翌期に開講する講座の準備として当期中に次の支出を行い、それぞれの費用勘定で処理している。
次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 資格講座を運営する当社は、翌期に開講する講座の準備として当期中に次の支出を行い、それぞれの費用勘定で処理している。 ・当該講座の担当講師に対する給料 1,200,000円 ・当該講座の教材制作にかかる外注費 450,000円 ・当社全体の知名度向上のための広告宣伝費 200,000円(特定の講座に対応するものではない) 決算にあたり、まだ役務収益を計上していない当該講座に個別に対応する原価を仕掛品勘定に振り替える。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. (借) 仕掛品 1,650,000 / (貸) 給料 1,200,000・外注費 450,000
サービス業では、役務の提供が完了して役務収益を計上するまで、その役務のために要した原価を費用として計上せず、資産である「仕掛品」に集計しておきます。仕掛品へ振り替えるのは特定の役務に個別に対応する原価に限られるため、当該講座の担当講師の給料1,200,000円と教材制作の外注費450,000円の合計1,200,000円+450,000円=1,650,000円を「仕掛品」に振り替えます。したがって選択肢1が正解です。選択肢3は当社全体の広告宣伝費200,000円まで仕掛品に含めていますが、この支出は特定の講座に個別対応するものではなく、期間費用として当期の販売費及び一般管理費に計上したままにすべきであるため誤りです。選択肢2は貸借が逆で、いったん仕掛品に集計した原価を費用勘定に戻す仕訳になっており、本問の振替方向と正反対のため誤りです。選択肢4は振替先を「役務原価」としていますが、役務原価は役務収益を計上した時点で仕掛品から振り替える費用勘定です。本問はまだ役務を提供しておらず収益も計上していないため、費用計上せず仕掛品に留めるべきであり誤りです。
関連キーワード: サービス業会計・仕掛品への振替・給料・外注費・個別対応
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