第二種電気工事士 技能試験の実物練習セット
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電気基礎理論・配電理論は第二種電気工事士 (学科試験)を構成する4科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全68問 (試験全体の約26%相当) を収録しています。本試験は合格率62.2%(令和8年度上期・学科)・試験時間2時間・受験料11,100円の試験で、電気基礎理論・配電理論は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは抵抗・電圧降下・三相交流・合成抵抗などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると第二種電気工事士 (学科試験)受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (配線器具・電気機器・工具材料・工事方法・検査方法・保安法令・配線図) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
抵抗 10Ω に 100V の電圧を加えたとき、流れる電流 [A] はいくらか。
解説: オームの法則 I = V/R を適用する。I = 100 [V] ÷ 10 [Ω] = 10 A。「5 A」は 100÷20 に相当し計算ミス、「100 A」は V と R を混同した誤り、「1000 A」は V×R を求めた誤りである。
20Ω と 30Ω の抵抗を直列に接続したときの合成抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: 直列接続の合成抵抗は各抵抗の和となる。R = 20 + 30 = 50 Ω。「10 Ω」は差、「12 Ω」は並列接続の計算結果 (20×30)/(20+30) = 12 Ω、「600 Ω」は積であり、いずれも直列の公式と異なる。
20Ω と 30Ω の抵抗を並列に接続したときの合成抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: 並列接続の合成抵抗は 1/R = 1/R₁ + 1/R₂ より求める。R = (20×30)÷(20+30) = 600÷50 = 12 Ω。「6 Ω」は 60/10 に相当する計算ミス、「25 Ω」は平均値、「50 Ω」は直列接続の結果であり、いずれも誤りである。
電流 5A が流れる回路で消費される電力が 500W のとき、その回路の抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: 電力の公式 P = I²R を変形し R = P/I² で求める。R = 500 ÷ (5²) = 500 ÷ 25 = 20 Ω。「4 Ω」は 20÷5 に相当する計算ミス、「10 Ω」は 500÷50 の誤り、「100 Ω」は P/I を計算した誤りである。
電気抵抗に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 金属導体の抵抗は温度が上昇すると増加するのが一般的であり、「温度が上昇しても変化しない」は誤りである。抵抗は長さに比例し断面積に反比例する。また、固有抵抗(抵抗率)は材料によって異なるため、選択肢3・4・2はいずれも正しい記述である。
100V の電圧を加えたとき 5A の電流が流れる抵抗負荷の消費電力 [W] はいくらか。
解説: 電力の公式 P = VI を適用する。P = 100 [V] × 5 [A] = 500 W。「20 W」は V÷I の誤り、「100 W」は V のみの値、「2500 W」は I²×R=5²×100 などの混同による誤りである。
抵抗 50Ω の負荷に 100V を加えたときの消費電力 [W] はいくらか。
解説: P = V²/R の公式を使う。P = 100² ÷ 50 = 10000 ÷ 50 = 200 W。「2 W」は R/V² に相当、「50 W」は V²/R² の誤り、「5000 W」は V²×R の誤りである。
オームの法則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: オームの法則は I = V/R であり、電流 I は電圧 V に比例し、抵抗 R に反比例する。「電流は電圧に反比例し抵抗に比例する」は I と V の関係が逆で誤り。「電圧は電流と抵抗の差」は V=IR に反し誤り。「抵抗にかかわらず電圧が一定」は V=IR より成立しない。
起電力 12V、内部抵抗 2Ω の電池に外部抵抗 4Ω を接続したとき、回路に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: 電流は I = E/(内部抵抗+外部抵抗) で求める。I = 12 ÷ (2+4) = 12 ÷ 6 = 2 A。「1 A」は 12/12 の誤り、「3 A」は 12/(2+2) の誤り、「6 A」は内部抵抗を無視した 12/2 の誤りである。
電流に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 電流の定義は「単位時間 (1秒) に通過する電荷の量」であり、単位はアンペア (A)。「ボルトは電圧の単位」であり誤り。「直流回路でも電圧と抵抗によって電流は決まる」ため選択肢1は誤り。「抵抗が大きくなると電流は減少する」ため選択肢4も誤りである。
5Ω と 15Ω の抵抗を直列に接続し、20V の電源に接続したとき、5Ω の抵抗に加わる電圧 [V] はいくらか。
解説: まず回路電流を求める。合成抵抗 R = 5+15 = 20Ω、電流 I = 20/20 = 1 A。5Ω にかかる電圧 V = IR = 1×5 = 5 V。「4 V」は計算ミス、「15 V」は 15Ω にかかる電圧、「20 V」は電源電圧全体であり誤りである。
電圧に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 並列回路では各枝路に共通の電圧がかかる(同一電圧)。「各抵抗に異なる電圧がかかる」は直列回路の特性であり、並列回路の説明として誤りである。電圧の単位はV、2点間の電位差というのは正しい定義、電圧と電流の比例関係もオームの法則から正しい。
図のように、10Ω と 40Ω の抵抗を並列接続した回路に 20A が流れている。10Ω の抵抗を流れる電流 [A] はいくらか。
解説: 並列回路では各抵抗に加わる電圧は等しい。合成抵抗 R = (10×40)/(10+40) = 8Ω。端子電圧 V = 20×8 = 160V。10Ω に流れる電流 I = 160/10 = 16 A。別の解法として、電流は抵抗に反比例して分流する。40Ω に流れる電流 = 20×…
200V の電源に接続した電熱器が 3 時間で消費する電力量 [kWh] はいくらか。ただし電熱器の抵抗は 40Ω とする。
解説: まず電力を求める。P = V²/R = 200²/40 = 40000/40 = 1000 W = 1 kW。次に電力量 W = P×t = 1 [kW] × 3 [h] = 3.0 kWh。「0.5 kWh」は 1×0.5 相当の誤り、「1.0 kWh」は時間を掛け忘れた誤り、…
1kW の電熱器を 5 時間使用したとき、発生する熱量 [kJ] はいくらか。
解説: 電力量をジュール換算する。W = P×t = 1000 [W] × (5×3600) [s] = 1000 × 18000 = 18,000,000 J = 18000 kJ。あるいは W = 1 kW × 5 h = 5 kWh = 5 × 3600 kJ = 18000 kJ…
100V、500W の電熱器を 100V 電源に 2 時間接続したとき、消費電力量 [Wh] はいくらか。
解説: 定格電圧 100V と電源電圧 100V が等しいため、定格通り 500W の電力を消費する。電力量 W = P×t = 500 [W] × 2 [h] = 1000 Wh。「250 Wh」は 500/2 の誤り、「500 Wh」は時間を掛け忘れた誤り、「2000 Wh」は 50…
電力量に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 電力量 W = P × t(電力×時間)であり、これが正しい定義である。電力量の単位はワット時 (Wh) またはジュール (J) であり、ワット (W) は電力の単位であるため選択肢2は誤り。選択肢4は電力が異なれば電力量も異なるため誤り。選択肢3は P=V²/R より電力量は電…
20A の電流が流れる単相 2 線式回路で、電線 1 本あたりの抵抗が 0.1Ω のとき、往復の電圧降下 [V] はいくらか。
解説: 単相 2 線式の電圧降下は e = 2rI(往復分)で求める。e = 2 × 0.1 [Ω] × 20 [A] = 4 V。「2 V」は片道のみ(0.1×20)の誤り、「20 V」は r×I² などの混同、「40 V」は係数の誤りによる結果である。
単相 2 線式 100V 回路で、末端の電圧を 97V に保ちたい。負荷電流が 30A のとき、許容される電線 1 本あたりの抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: 許容電圧降下 e = 100 - 97 = 3 V。単相 2 線式の電圧降下 e = 2rI より、r = e/(2I) = 3/(2×30) = 3/60 = 0.05 Ω。「0.1 Ω」は 3/30 の誤り(往復を考慮しない)、「0.15 Ω」は 3/20 の誤り、「0.3 …
三相 3 線式 200V 回路で、電線 1 本あたりの抵抗が 0.2Ω、負荷電流が 25A のとき、電圧降下 [V] はいくらか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: 三相 3 線式の電圧降下は e = √3 × r × I で求める。e = 1.73 × 0.2 × 25 = 1.73 × 5 = 8.65 V。「5 V」は 0.2×25 で √3 を掛けていない誤り、「10 V」は 2rI(単相式)の誤り、「17.3 V」は √3×rI で…
電圧降下に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 単相 2 線式の電圧降下は往復 2 本分の電線抵抗で求まるため、e = 2rI である。「電線 1 本の抵抗と電流の積」では片道分しか計算しておらず、誤りである。電圧降下は rI に比例し、電線を太くすると抵抗が減少して電圧降下も小さくなる。電圧降下が大きいと末端電圧は低下する。…
三相交流回路においてスター (Y) 結線のとき、線間電圧と相電圧の関係として正しいものはどれか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: スター (Y) 結線では線間電圧 V_L = √3 × 相電圧 V_P の関係がある。例えば相電圧が 100V ならば線間電圧は 100 × √3 ≈ 173V となる。「線間電圧 = 相電圧」はデルタ結線の関係で誤り、「線間電圧 = 相電圧 ÷ √3」は逆数で誤り、「×3」は三…
三相誘導電動機の消費電力 [kW] はいくらか。線間電圧 200V、線電流 20A、力率 0.8 とする。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: 三相交流の電力は P = √3 × V × I × cosφ で求める。P = 1.73 × 200 × 20 × 0.8 = 1.73 × 3200 = 5536 W ≈ 5.54 kW。「2.77 kW」は P/2、「3.20 kW」は √3 を無視した 200×20×0.8…
線間電圧 200V の三相 3 線式回路に接続された抵抗負荷のデルタ (Δ) 結線において、各相の抵抗が 10Ω のとき、全消費電力 [W] はいくらか。
解説: デルタ結線では各相に線間電圧がかかる。各相の消費電力 P₁ = V²/R = 200²/10 = 4000W。3相分の合計 P = 3 × 4000 = 12000 W。「1200W」は計算ミス、「4000W」は 1 相分のみ、「36000W」は各相に線電流を使った誤りなどである…
電熱器で水 2kg を 15°C から 35°C に加熱するのに必要な熱量 [kJ] はいくらか。ただし水の比熱を 4.2 kJ/(kg·K) とする。
解説: 熱量 Q = m × c × ΔT で求める。温度差 ΔT = 35 - 15 = 20K。Q = 2 [kg] × 4.2 [kJ/(kg·K)] × 20 [K] = 168 kJ。「42 kJ」は 1kg・10K 分、「84 kJ」は 1kg・20K 分、「126 kJ」は…
力率に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 力率 cosφ = 有効電力/皮相電力 であり、P = VI cosφ より I = P/(V cosφ)。力率が低いと cosφ が小さくなり、同じ有効電力を供給するために大きな電流が必要となる。「皮相電力を有効電力で割った値」は逆数で誤り。純抵抗負荷の力率は 1(電圧と電流が…
単相 2 線式 100V 回路で、力率 0.6 の誘導性負荷に 10A の電流が流れているとき、消費される有効電力 [W] はいくらか。
解説: 有効電力 P = VI cosφ で求める。P = 100 [V] × 10 [A] × 0.6 = 600 W。「60 W」は力率を 0.06 と誤った結果、「1000 W」は力率を考慮せず VI のみを計算した皮相電力の値、「1667 W」は P/(cosφ) の逆計算に相当…
コンデンサを用いた力率改善に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 力率を改善すると皮相電力が小さくなるため、同じ有効電力を供給するために必要な電源設備の容量を小さくすることができる。容量を大きくする必要があるという記述は誤りである。誘導性負荷の遅れ力率にはコンデンサが有効であり、力率改善により線路電流が減り損失が低減する。また有効電力(仕事量)…
単相 2 線式 100V 回路で、電線の断面積が小さくなると起こる現象として、正しいものはどれか。
解説: 断面積が小さくなると電線の抵抗 R が増加する(R は断面積に反比例)。抵抗が増えると同じ電流でも電力損失 P_loss = I²R が増加する。また電圧降下 e = 2rI も増加する。電線の許容電流は断面積が大きいほど大きくなるため、断面積が小さくなると許容電流は減少する。
三相誘導電動機が線間電圧 200V、線電流 15A、力率 0.85 で運転している。この電動機の皮相電力 [kVA] はいくらか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: 三相の皮相電力は S = √3 × V × I で求める(力率は含めない)。S = 1.73 × 200 × 15 = 1.73 × 3000 = 5190 VA ≈ 5.19 kVA。有効電力は S × cosφ = 5.19 × 0.85 ≈ 4.41 kW。「2.20 kV…
三相 3 線式 200V 回路に Y 結線した抵抗負荷 (各相 20Ω) が接続されている。線電流 [A] はいくらか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: Y 結線では相電圧 V_P = 線間電圧 / √3 = 200 / 1.73 ≈ 115.6 V。各相の電流(=線電流)I = V_P / R = 115.6 / 20 ≈ 5.78 A ≈ 5.77 A。「10 A」は 200/20 で線間電圧を直接使った誤り、「17.3 A」…
10Ω の抵抗と、リアクタンス(誘導性)10Ω が直列に接続された回路のインピーダンス [Ω] はいくらか。
解説: インピーダンス Z = √(R² + X²) で求める。Z = √(10² + 10²) = √(100+100) = √200 = 14.14 Ω ≈ 14.1 Ω。「10 Ω」は R のみの値、「20 Ω」は R + X の単純和(不正解)、「100 Ω」は R × X の誤…
三相 3 線式電路の電圧降下計算に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 三相 3 線式の線間電圧の降下は e = √3 × r × I(r は電線 1 本の抵抗、I は線電流)で求める。単相 2 線式は e = 2rI であり、三相の式とは異なる。また、計算上の電圧降下は回路方式や結線方式によって異なるため、「結線の別によらず一定」は誤りである。
直流回路で 12V の電源に 4Ω と 8Ω の抵抗を並列に接続した。電源から供給される全電流 [A] はいくらか。
解説: 並列の合成抵抗 R = (4×8)/(4+8) = 32/12 = 8/3 Ω。全電流 I = V/R = 12/(8/3) = 12×3/8 = 36/8 = 4.5 A。別解として各枝の電流を求めて合計する。4Ω: I₁ = 12/4 = 3A、8Ω: I₂ = 12/8 =…
100V の電源に接続された 500W の電動機 (力率 0.8) を流れる電流 [A] はいくらか。
解説: P = VI cosφ より I = P/(V cosφ) で求める。I = 500 / (100 × 0.8) = 500 / 80 = 6.25 A。「4 A」は 500/(100×1.25) の誤り、「5 A」は力率を無視した 500/100 の誤り(皮相電力との混同)、「…
三相交流に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: デルタ (Δ) 結線では線電流 I_L = √3 × 相電流 I_P の関係があり、両者は等しくない。一方、デルタ結線では線間電圧と相電圧は等しい(V_L = V_P)。三相交流が 120° 位相差を持つ点、三相電力の式、スター結線での √3:1 の関係はすべて正しい記述である。
200V、3kW の電熱器を 30 分間使用したときの発熱量 [kJ] はいくらか。
解説: 発熱量 Q = P × t(単位: J = W × s)で求める。30分 = 1800秒。Q = 3000 [W] × 1800 [s] = 5,400,000 J = 5400 kJ。「90 kJ」は 3kW×30min の単位を混同した誤り、「1500 kJ」は 3000×5…
次の回路において、端子 A-B 間の合成抵抗 [Ω] はいくらか。6Ω と 3Ω を並列に接続し、その直列に 4Ω を接続している。
解説: まず並列部分の合成抵抗を求める。6Ω と 3Ω の並列: R_並列 = (6×3)/(6+3) = 18/9 = 2Ω。次に直列の 4Ω と合計する。R_合計 = 2 + 4 = 6Ω。「2 Ω」は並列部分のみの値、「4 Ω」は直列抵抗のみ、「13 Ω」は 6+3+4 の単純和(…
電力損失に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 電力損失 P_loss = I²R。同じ電力 P = VI を送電する場合、電圧を高くすると電流 I = P/V が小さくなり、I²R で損失が減少する(高圧送電の原理)。電力損失は電流の 2 乗に比例するため「1 乗」は誤り。電力損失は抵抗に比例するため「反比例」は誤り。電線を…
三相 3 線式 200V 回路で、電線 1 本あたりの抵抗が 0.15Ω、負荷電流が 20A のとき、電圧降下率 [%] はいくらか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: まず電圧降下 e = √3 × r × I = 1.73 × 0.15 × 20 = 1.73 × 3 = 5.19 V。電圧降下率 = e / V × 100 = 5.19 / 200 × 100 ≈ 2.6 %。「1.5 %」は 0.15×20/200×100=1.5 で √…
ある電線と比べて、長さが 2 倍・断面積も 2 倍の電線の抵抗は、元の電線の何倍になるか。ただし材質は同じとする。
解説: 電線の抵抗は R = ρL/A(ρ: 抵抗率、L: 長さ、A: 断面積)で表され、長さに比例し断面積に反比例する。長さが 2 倍になると抵抗は 2 倍、断面積が 2 倍になると抵抗は 1/2 倍になるため、両方が同時に 2 倍になると 2 × (1/2) = 1 倍、すなわち元の…
実効値が 100V の正弦波交流電圧の最大値 [V] は、およそいくらか。ただし √2 ≈ 1.41 とする。
解説: 正弦波交流では最大値 Vm と実効値 V の間に Vm = √2 × V の関係がある。Vm = 1.41 × 100 = 141 V。「71 V」は実効値をさらに √2 で割った値(100/1.41 ≈ 71)で、最大値から実効値を求める式と混同した誤り。「100 V」は実効値…
周期が 10ms の正弦波交流の周波数 [Hz] はいくらか。
解説: 周波数 f と周期 T の間には f = 1/T の関係がある。T = 10ms = 0.01s なので、f = 1 ÷ 0.01 = 100 Hz。「10 Hz」は周期の数値 (10ms) をそのまま周波数と誤解した結果、「50 Hz」「60 Hz」は日本の商用周波数の思い込み…
交流回路における電圧と電流の位相関係に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: コイル (インダクタンス) のみの回路では、電流は電圧より 90° 位相が遅れる。これが正しい記述である。抵抗のみの回路では電圧と電流は同位相であり、「90° 進む」は誤り。コンデンサ (静電容量) のみの回路では電流は電圧より 90° 進むため、「90° 遅れる」は逆で誤り。コ…
ある銅線と比べて、直径が 2 倍・長さも 2 倍の銅線の抵抗は、元の銅線の何倍になるか。
解説: 電線の抵抗は R = ρL/A で、断面積 A は直径 d の 2 乗に比例する (A = πd²/4)。直径が 2 倍になると断面積は 2² = 4 倍になり、抵抗は 1/4 倍。長さが 2 倍になると抵抗は 2 倍。両方を合わせると (1/4) × 2 = 1/2 倍となる。…
抵抗 8Ω と誘導性リアクタンス 6Ω を直列に接続した回路に 100V の交流電圧を加えたとき、回路に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: まずインピーダンスを求める。Z = √(R² + X²) = √(8² + 6²) = √(64 + 36) = √100 = 10Ω。電流 I = V/Z = 100/10 = 10 A。「7.1 A」は R と X を単純に足した 14Ω で割った誤り (100/14 ≈ 7…
抵抗 12Ω と誘導性リアクタンス 16Ω を直列に接続した交流回路の力率はいくらか。
解説: 直列回路の力率は cosφ = R/Z で求める。インピーダンス Z = √(R² + X²) = √(12² + 16²) = √(144 + 256) = √400 = 20Ω。よって cosφ = 12/20 = 0.6。「0.75」は R/X = 12/16 を計算した誤…
単相 2 線式回路で、電線 1 本あたりの抵抗が 0.2Ω、負荷電流が 10A のとき、電線路で生じる電力損失 [W] はいくらか。
解説: 単相 2 線式では往復 2 本の電線で損失が生じるため、電力損失 P = 2 × r × I² で求める。P = 2 × 0.2 × 10² = 2 × 0.2 × 100 = 40 W。検算として電圧降下 e = 2rI = 4V を用いると P = e × I = 4 × 1…
抵抗 6Ω と誘導性リアクタンス 8Ω を直列に接続した回路に 200V の交流電圧を加えたとき、この回路の消費電力 (有効電力) [W] はいくらか。
解説: インピーダンス Z = √(6² + 8²) = √(36 + 64) = √100 = 10Ω、電流 I = V/Z = 200/10 = 20 A。有効電力は抵抗分のみで消費されるため P = I²R = 20² × 6 = 400 × 6 = 2400 W。「3200 W」…
同一の三相電源に接続した抵抗負荷 (各相の抵抗は同じ) の結線をデルタ (Δ) 結線からスター (Y) 結線に変更すると、全消費電力は何倍になるか。
解説: 線間電圧を V、各相の抵抗を R とする。Δ 結線では各相に線間電圧 V がそのままかかるため、全消費電力 P_Δ = 3 × V²/R。Y 結線では各相にかかる電圧は V/√3 になるため、P_Y = 3 × (V/√3)²/R = 3 × V²/(3R) = V²/R。よって…
ホイートストンブリッジ回路の平衡条件に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ホイートストンブリッジが平衡状態にあるとき、対辺どうしの抵抗の積が等しくなる(P·S = Q·R)という関係が成り立ち、このとき中央の検流計に流れる電流は 0 になる。選択肢1は「最大の電流が流れる」が誤りで、平衡時は検流計電流が 0 である。選択肢3は 4 抵抗がすべて等しいの…
ホイートストンブリッジ回路が平衡し、検流計に電流が流れていない。ブリッジの 4 辺のうち、P=20Ω と Q=40Ω が直列に接続された辺、R=30Ω と未知抵抗 Rx が直列に接続された辺があり、検流計は P と Q の接続点および R と Rx の接続点の間に接続されている。また電源は P と R の接続点および Q と Rx の接続点の間に加えられている。このとき Rx [Ω] はいくらか。
解説: 平衡条件は「対辺の抵抗の積が等しい」ことである。この配置では P と Rx、Q と R がそれぞれ対辺の関係にあるため P·Rx = Q·R が成り立つ。よって Rx = (Q×R)/P = (40×30)/20 = 1200/20 = 60Ω。検流計に電流が流れない条件を分圧の…
静電容量 4μF と 6μF のコンデンサを並列に接続したときの合成静電容量 [μF] はいくらか。
解説: コンデンサを並列接続したときの合成静電容量は各容量の和になる。C = C₁ + C₂ = 4 + 6 = 10 μF。並列接続は極板面積が増えたのと同じ効果で容量が増加する(抵抗の直列接続と逆の関係になる点に注意)。「2.4 μF」は直列の公式 (C₁×C₂)/(C₁+C₂) =…
静電容量 3μF と 6μF のコンデンサを直列に接続したときの合成静電容量 [μF] はいくらか。
解説: コンデンサを直列接続したときの合成静電容量は 1/C = 1/C₁ + 1/C₂ で求める。C = (C₁×C₂)/(C₁+C₂) = (3×6)/(3+6) = 18/9 = 2 μF。直列接続では合成容量が最も小さい容量よりさらに小さくなる(抵抗の並列接続と同じ形の公式になる…
電気回路のある接続点(節点)に、3A と 5A の電流が流れ込んでいる。この接続点から電流が流れ出す導線が 1 本のみであるとき、その導線に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: キルヒホッフの第 1 法則(電流則)により、接続点に流れ込む電流の総和と流れ出る電流の総和は等しい。流れ込む電流が 3A と 5A なので、流れ出る電流は 3 + 5 = 8A となる。「2 A」は 5 − 3 と引き算した誤り、「3 A」は流入電流の一方の値をそのまま答えた誤り…
起電力 100V・内部抵抗 2Ω の電池 A と、起電力 90V・内部抵抗 3Ω の電池 B を、両者の起電力が互いに打ち消し合う向き(A が B を充電する向き)に接続して 1 つの閉回路を作った。回路に流れる電流 [A] はいくらか。ただし外部抵抗は接続しないものとする。
解説: キルヒホッフの第 2 法則(電圧則)を閉回路に適用する。2 つの起電力が互いに打ち消し合う向きなので、回路を駆動する正味の起電力は 100 − 90 = 10V。回路の全抵抗は内部抵抗の和 2 + 3 = 5Ω。よって電流 I = 10 ÷ 5 = 2A。「18 A」は電池 B …
抵抗 8Ω、誘導性リアクタンス 10Ω、容量性リアクタンス 4Ω を直列に接続した RLC 直列回路のインピーダンス [Ω] はいくらか。
解説: RLC 直列回路のインピーダンスは Z = √(R² + (X_L − X_C)²) で求める。まず合成リアクタンス X = X_L − X_C = 10 − 4 = 6Ω。Z = √(8² + 6²) = √(64 + 36) = √100 = 10Ω。「6 Ω」は合成リアクタ…
RLC 直列回路が共振(直列共振)状態にあるときの記述として、正しいものはどれか。
解説: RLC 直列回路の共振は、誘導性リアクタンス X_L と容量性リアクタンス X_C が等しくなり互いに打ち消し合ったときに起こる。このとき合成リアクタンスが 0 になるためインピーダンスは最小(=抵抗 R のみ)となり、電流は最大、力率は 1(純抵抗回路)になる。したがって選択肢…
絶縁電線の許容電流と周囲温度補正の考え方に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 絶縁電線の許容電流は絶縁物が耐えられる最高許容温度によって決まる。周囲温度が高いほど電線が最高許容温度に達しやすくなるため、基準となる周囲温度を超える場所では 1 未満の補正係数(温度補正係数)を掛けて許容電流を小さく見積もる。よって選択肢3が正しい。選択肢4は周囲温度が高いほど…
静電容量 6μF のコンデンサ 3 個をすべて直列に接続したときの合成静電容量 [μF] はいくらか。
解説: コンデンサを直列接続したときの合成静電容量は 1/C = 1/C₁ + 1/C₂ + 1/C₃ で求める。同じ 6μF が 3 個直列なので 1/C = 1/6 + 1/6 + 1/6 = 3/6 = 1/2、よって C = 2μF となる。同じ容量を n 個直列にすると合成容量…
静電容量 4μF のコンデンサ 2 個を直列に接続し、その両端にさらに 3μF のコンデンサを並列に接続した。全体の合成静電容量 [μF] はいくらか。
解説: まず 4μF 2 個の直列部分を合成する。1/C = 1/4 + 1/4 より C = (4×4)/(4+4) = 2μF。この 2μF に 3μF が並列に接続されているので、並列は容量の和をとって C = 2 + 3 = 5μF となる。「2 μF」は直列部分だけを計算し並列…
ある接続点(節点)に 12A の電流が流れ込んでいる。この節点から流れ出す導線が 3 本あり、そのうち 2 本にはそれぞれ 5A と 3A が流れている。残り 1 本に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: キルヒホッフの第 1 法則(電流則)により、節点に流れ込む電流の総和と流れ出る電流の総和は等しい。流入は 12A、流出は 5A・3A と残り 1 本なので、5 + 3 + x = 12 が成り立ち、x = 12 − 8 = 4A となる。「2 A」は 5 − 3 と引き算した誤り…
起電力 2V・内部抵抗 0.5Ω の電池 3 個を、すべて同じ向き(直列加算)に接続し、外部抵抗 4.5Ω を接続した。回路に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: 同じ向き(直列加算)に接続した電池では、合成起電力は各起電力の和、合成内部抵抗は各内部抵抗の和になる。合成起電力 E = 2 × 3 = 6V、合成内部抵抗 r = 0.5 × 3 = 1.5Ω。キルヒホッフの第 2 法則(電圧則)より、回路電流 I = E ÷(r + 外部抵抗…
ブリッジ回路の 4 辺が、2Ω と 4Ω の直列辺、および 3Ω と 6Ω の直列辺で構成され、両直列辺の中点どうしが検流計で結ばれている。このブリッジは平衡している。電源から見た端子間の合成抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: ブリッジ回路は、向かい合う辺の抵抗比が等しいとき平衡し、中央(検流計)の枝には電流が流れない。この回路では 2Ω と 4Ω の直列辺、3Ω と 6Ω の直列辺があり、2/4 = 3/6 = 0.5 で平衡している。検流計に電流が流れないため中央の枝を取り除いてよく、回路は「2+4…
抵抗 20Ω を含む RLC 直列回路に 100V の交流電圧を加えたところ、回路は共振(直列共振)状態にあった。このとき回路に流れる電流 [A] はいくらか。
解説: RLC 直列回路が共振すると、誘導性リアクタンス X_L と容量性リアクタンス X_C が等しくなって打ち消し合い、合成リアクタンスが 0 になる。このときインピーダンスは抵抗分のみとなり Z = R = 20Ω。電流は最大となり I = V/Z = 100/20 = 5A。「0…
三相交流回路においてデルタ(Δ)結線した平衡負荷で、各相に流れる相電流が 10A のとき、電源へつながる線に流れる線電流 [A] はおよそいくらか。ただし √3 ≈ 1.73 とする。
解説: デルタ(Δ)結線では、線電流 I_L と相電流 I_P の間に I_L = √3 × I_P の関係がある。相電流が 10A なので線電流 = 1.73 × 10 = 17.3A となる。「10 A」は線電流と相電流が等しいと誤解した結果(これはデルタ結線の線間電圧と相電圧の関係…
平衡三相回路において、各相の抵抗が 30Ω のデルタ(Δ)結線負荷を、これと等価なスター(Y)結線負荷に置き換えるとき、Y 結線 1 相あたりの抵抗 [Ω] はいくらか。
解説: 平衡三相回路では、デルタ(Δ)結線の各相の抵抗を等価なスター(Y)結線に変換すると、各相の抵抗は 1/3 になる(R_Y = R_Δ / 3)。したがって Δ 結線各相 30Ω は Y 結線では 30 ÷ 3 = 10Ω となる。「30 Ω」は変換しても抵抗が変わらないと誤解した…
多数の絶縁電線を 1 本の電線管にまとめて収める場合の許容電流に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 電線の許容電流は絶縁物が耐えられる最高許容温度によって決まる。多数の電線を同一の電線管などにまとめて収めると相互に熱がこもって放熱が悪くなるため、電流減少係数(1 未満の係数)を許容電流に掛けて小さく見積もる必要がある。よって選択肢 3 が正しい。選択肢 1 は本数が多いほど放熱…
ぴよパスに収録している第二種電気工事士 (学科試験)「電気基礎理論・配電理論」のオリジナル練習問題 全68問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級24問・中級27問・上級17問の全68問構成です。
「3200 W」は I²X = 400 × 8 でリアクタンス分 (無効電力) を計算した誤り、「4000 W」は V × I = 200 × 20 で皮相電力を有効電力と混同した誤り、「6667 W」はリアクタンスを無…→ Q49 抵抗 6Ω と誘導性リアクタンス 8Ω を直列に接続した回路に 200V の交流電圧を加え… で確認する
「10 A」は線電流と相電流が等しいと誤解した結果(これはデルタ結線の線間電圧と相電圧の関係、あるいはスター結線での電流の関係との混同)、「5.77 A」は √3 で割ってしまった誤り(10 ÷ 1.73 ≈ 5.77)…→ Q66 三相交流回路においてデルタ(Δ)結線した平衡負荷で、各相に流れる相電流が 10A のとき、… で確認する
Amazon 評価とネット評判を徹底監査して 3 冊に絞りました。あなたの学習段階に合う 1 冊からどうぞ。
この1冊を飛ばして過去問だけ回すと、配線図記号・複線図・許容電流・接地工事の体系理解が抜けたまま暗記モードに突入し、本試験で初見の応用問題や写真鑑別問題で失点する。電気の前提知識ゼロの人が『すい~っと合格』を選ばなかった場合、独学離脱率が跳ね上がるのは複数の合格者アンケート(受験者130人調査)・比較サイトで一致して指摘されている既知の落とし穴。
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学科試験は過去問の繰り返し出題比率が極めて高い試験。10年分の過去問集で止めると、出題サイクルが長い問題(例:鑑別・配線図問題の周期的回帰)を取りこぼし、本番で2〜3問落として60点ラインを割るリスクがある。20回分網羅+法令条文抜粋を持つ標準解答集を回さない選択は、合格安全マージンを自ら捨てる行為に近い。
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学科試験は5択50問・60分の中で計算問題を1問2分程度で処理する必要がある試験。机に向かう時間だけで演習回数を稼ぐと、計算問題の体感速度が上がらず本番で時間切れに陥る。¥1,111のハンディ版を持たずに直前期に突入すると、移動時間という最大の演習機会を捨てることになる。
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あわせて: 技能試験の工具セット・練習材料の選び方 →
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
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第二種電気工事士の学科は過去問の類題が大半とされる『過去問ゲー』。理解用の『すい〜っと合格』、携帯できる『赤のハンディ 過去問』、解説重視の『標準解答集』を、収録形式・複線図/鑑別対策・回し方で比較。古い年度版で改正や新傾向を落とす失敗と、買う順番まで解説します。
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技能試験でリングスリーブの大きさと圧着マークを間違えると、その一箇所だけで欠陥=不合格になります。1.6mmを2点・2.0mmを3.5点として合計8点までが小、という数え方に置き換えると、組合せ表を丸暗記しなくても現場で判断できます。○刻印だけが例外である理由もあわせて整理します。
第二種電気工事士の技能試験を独学で進めるか、練習セットや講座を足すか迷う人へ。40分・候補問題13問・欠陥1つで不合格という前提で、手の動かし方を基準に判断軸と切り替えの境界を整理します。
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