第二種電気工事士の学科は、勉強の仕上がりが同じでも、当日の段取りひとつで結果が変わります。会場で受験票が見つからず慌てる、CBTの操作に戸惑って序盤を溶かす、時間配分を意識せず配線図で時間切れになる——これらは実力とは無関係に起こる「もったいない失点」です。
学科は50問・四肢択一で試験時間120分(2時間)。30問(60%)取れば合格です。本記事では、当日を出発前・試験前・試験中に分け、それぞれで「何を・いつ確認するか」を具体的に固めます。特にCBT方式と筆記方式(マークシート)では流れが違うので、自分の受験方式に合わせて読んでください。
この記事で分かること
- 当日を出発前・試験前・試験中に分けた具体的な動き方
- CBT方式の操作手順(見直しフラグ・画面遷移・時間確認)と筆記方式の違い
- 120分・50問をどう配分し、どの順番で解けば時間切れを防げるか
- 当日にやりがちな失点(忘れ物・操作ミス・マークずれ)とその防ぎ方
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出発前:忘れ物ゼロで家を出る
当日の失点で最も多いのが、実は試験中ではなく出発前の準備不足です。受験票や身分証を忘れると受験そのものができないこともあるため、前夜のうちに持ち物をまとめておくのが鉄則です。
| 持ち物 | 補足 |
|---|---|
| 受験票 | CBT・筆記とも必須。印刷や予約確認メールを前夜に用意 |
| 写真付き身分証 | 本人確認に使用。運転免許証・マイナンバーカードなど |
| 筆記用具 | 筆記方式はHBの鉛筆・シャープペンと消しゴム。CBTでもメモ用に |
| 腕時計 | 会場に時計がない・見えない場合に備える(通信機能なしのもの。選び方) |
経路は前日までに調べ、当日は受付時刻の30分前を目安に着くよう、余裕を持って出発します。電車の遅延も想定し、1本早い便を選ぶと安心です。
試験前:受験方式に合わせて流れを把握する
会場に着いたら、まず自分の座席(筆記)または受験ブース(CBT)と受験番号を確認します。CBTか筆記かによって、開始までの流れが変わります。
| 項目 | CBT方式 | 筆記方式(マークシート) |
|---|---|---|
| 受験日時 | 予約した会場・日時に受験 | 指定日に一斉受験 |
| 解答方法 | パソコン画面で選択 | マークシートを鉛筆で塗る |
| 開始前 | 操作説明・チュートリアルで画面に慣れる | 解答用紙・問題冊子の配布と説明 |
| 見直し | 画面上で見直しフラグを付けて後から戻れる | 問題冊子に印を付けておく |
CBT方式:チュートリアルで必ず確認すること
CBTで受験する人は、開始前のチュートリアルで以下の操作を必ず確認してください。
- 「次へ」「前へ」ボタン:問題を送る・戻る基本操作
- 見直しフラグ:迷った問題にマークして後から戻れる機能。フラグのつけ外しの操作を確認する
- 残り時間の表示場所:画面右上や下部に表示されることが多い。確認しておくと時計がなくても時間管理できる
- 解答の確定方法:選択肢をクリックするだけで確定されるか、確定ボタンが必要かを確認する
チュートリアルを飛ばして本番に入ると、序盤で操作に戸惑い貴重な時間を使います。CBT対策の詳細は CBT対策 で扱っています。
筆記方式:解答用紙の記入から始める
筆記の人は、配布された解答用紙の受験番号・氏名欄の記入を最初に済ませます。
開始直前は新しい知識を詰め込もうとせず、接地抵抗値(C種10Ω以下・D種100Ω以下)や許容電流など、暗記カードの最終確認に留めて気持ちを落ち着けます。
試験中:120分を「解ける順」で使い切る
試験時間は120分、問題は50問。配線図や計算で詰まると一気に時間を失います。解ける問題を先に拾い、迷う問題は後回しにするのが基本戦略です。
| 問題 | 時間の目安 | 戦略 |
|---|---|---|
| 一般問題(前半30問) | 1問1〜1.5分目安(計40〜45分) | 鑑別・配線器具・施工方法を速く確定 |
| 配線図(後半20問) | 1問2〜3分目安(計40〜50分) | 図記号や本数を問う得点源。落ち着いて1問ずつ |
| 計算問題 | 後回しにしてから | 時間がかかるものは飛ばし、解ける問題を先に確保 |
| 見直し | 最後10分を確保 | マークのずれ(解答欄の1行ずれ)を必ず確認 |
解く順番は「一般問題 → 配線図 → 計算問題(後回し分)→ 見直し」が基本です。
四肢択一なので、最終的に分からない問題も必ず1つ選んでおきます。空欄は0点ですが、選べば正解の可能性が残ります。30問取れば合格なので、全問完璧を狙うより、確実に取れる問題を落とさない意識が大切です。
まとめ:前夜にやるべき1アクション
第二種電気工事士の学科当日は、出発前・試験前・試験中の動きを決めておけば、実力をそのまま得点に変えられます。
- 出発前 → 持ち物を前夜にまとめ、1本早い便で会場へ
- 試験前 → CBTはチュートリアルで「見直しフラグ」等の操作を確認し、筆記は解答用紙の記入から始める
- 試験中 → 一般問題から拾い、計算は後回し、最後にマークずれを点検
まず前夜にやる1アクションは、受験票・身分証・筆記用具・時計をカバンに入れて玄関に置くこと。これだけで当日朝の慌てが消え、試験に集中できます。本番のリズムは 直前総まとめ とオリジナル予想問題で再現しておきましょう。
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出典:
- 一般財団法人 電気技術者試験センター — 試験概要・受験案内
- 電気工事士法 — 第二種電気工事士の業務範囲の規定





















































































































